ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

ワイン会の企画

 友人が催すワイン会の企画を提供することになり、何か特徴のあるワイン会にしたいとも思い様々考えたが、行き着いたのが平凡ではあるがカリフォルニアワイン。ベタなカリフォルニアワインナイトとしてカリフォルニアワインにフォーカスする企画だ。理由は二つ。その友人がKENZO ESTATEの藍を一本提供することが1つ目の理由。藍は一本3万円する高級ワイン。セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン87%、メルロ4%、マルベック4%、プティ・ヴェルド3%、カベルネ・フラン2%。2つ目は、知っているようで知らないカリフォルニアワインについて少し詳しく学んでも良い機会と考えたからだ。

f:id:nwawinescom:20191019170156j:imageKENZO ESTATE HPより

 当日は、カリフォルニアワインの説明をする予定なので、一応プレゼン資料を作成する。内容を考えると、以下が適切かなと思う。

 アイスブレイクとしてパリスの審判(https://nwawinescom.hatenablog.com/entry/2019/09/03/112013

 産地についての説明(https://nwawinescom.hatenablog.com/entry/2019/08/29/114002

 葡萄についての説明

 ワイナリーとワイン

 カリフォルニアワインの産地はもちろんカリフォルニア州なんだが、AVA(American Viticultural Areas)という政府公認ぶどう栽培区画に沿っての説明が良いと思う。カリフォルニアの一番大きいAVAは次の5産地。

 ノース・コースト(North Coast)
 セントラル・コースト(Central Coast)
 セントラル・ヴァレー(Central Valley)
 サウス・コースト(South Coast)
 シエラ・フットヒルズ(Sierra Foothills)

今回注目するのは、ノース・コーストとセントラル・コーストの二つ。何故かと言うと、カリフォルニアワインで最も有名なナパバレーとソノマバレーがあるのがノース・コースト。セントラル・コーストは、私が好きなハーンワイナリーなど、最近とみに注目されてきた地域だからだ。カリフォルニア州は、寒流のカリフォルニア海流によって発生する霧が冷涼な気候をもたらしているので、ワイン用の葡萄栽培には適した土地も多い。

 葡萄についての説明は、カベルネソービニヨン、メルロー 、ピノノワール 、ジンファンデル、シラー、プチシラー、ヴィオニエ、シュナンブランなどについて触れてざっくりと説明をしよう。

 ワイナリーとワインについては、高級ワインと三千円以下のデイリーワインについて紹介する。

高級ワイン

 Ridge Vinyards (https://www.ridgewine.jp/

 Opus One (https://jp.opusonewinery.com/

 KENZO ESTATE (https://www.kenzoestate.com/

デイリーワイン

 Hahn Winery (https://www.hahnwines.com/

 Pine Ridge Vinyards (https://www.pineridgevineyards.com/

 689 Cellers (http://www.689cellars.com/

 Outlot Winery (http://outlotwines.com/

 高級、デイリーとして上記のワイナリーを紹介しよう。カリフォルニアを始めとするアメリカ西部、北西部のワインは、コスパの良いものが多い。なのでデイリーワインはカリフォルニア、オレゴン、ワシントン州のものをワイン会は別てしても、オススメ。日本に入ってきていない優良ブティックワイナリーもまだまだある。

 ワイン会に来られたお客様がワインを楽しんで頂けることを祈りつつ。