ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

貴船神社のお火焚祭 ブログ100本目

    十一月七日は、京都貴船神社の御火焚祭と御日供講員大祭なので、朝早く電車を乗り継いで貴船口に着く。講員用のバスが貴船口駅まで迎えに来ており、貴船神社へ。東京都心と異なり空気が清々しく気持ち良い。

 このブログは、「ワインと旅とワイン旅」ですので、今回は旅と言うことで、貴船神社のお火焚祭のことを書いています。

 ご祭神は、本宮と奥宮が高龗神、結社(ゆいのやしろ)が磐長姫命。高龗神は水を司る神様です。伊弉冉命が火の神様を産み、それがもとでお亡くなりになり黄泉の国へ去られました。伊弉諾命はお怒りになり、生まれた火の神を切っておしまいになりました。その時にお生まれになったのが水を司る神様、貴船神社のご祭神の高龗神です。結社の磐長姫命は、永遠性の象徴であるとともに、貴船神社では「ゆいのやしろ」として、縁結びの神様とされています。

 御火焚祭は、水を司る神様が火の神様からお生まれになったと神話で伝えられており、貴船大神御出現の故事を再現するお祭りです(貴船神社HPより)

 いくつかの儀式が御神前で神職の方々により進められていきます。主な儀式は、下記の通り。

 献饌の儀は、特殊神饌として火の象徴のお火焚まんじゅう、五穀の象徴のおこし、そしてお水の象徴のみかんが御神前に奉られます。

 献火の儀は、ロクロヒキリと呼ばれる道具で神職が御神前で神聖な火をおこし御神前に奉ります。

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 巫女さんの舞の奉納

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 宮司さんのお話を伺い、お火焚に。

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 お火焚きは、火の神様から水の神様がお生まれになった神話で伝えられた貴船大神御出現のお祭りのメインイベントで、「再生」「常若」を意味する「よみがえりの神事」です。私も「火の祓」を頂き、新たな気持ちで生きていくことができる気持ちになりました。この気持ちを持ち続けることが、とても重要だと感じました。

 末尾になりますが、私のブログ記事「ワインと旅とワイン旅」も早いもので、100本目になります。このブログもできる限り長く続けていきたいと思います。皆さま、引き続きよろしくお願いします。