ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

パンダでサンマリノ

 サンマリノ共和国は周りをイタリアに囲まれた小さな国です。この国をむか〜しに訪れたことがあって、確かボローニャからレンタカーのフィアットパンダを飛ばして行きました。なんでサンマリノかと言うと、先頃、イタリアの州を覚えてみようかと思いたち、エミリアロマーニャ州とマルケ州が出てきて、「ああっ、ここらをレンタカーで走ってサンマリノまでいったな。」と記憶が蘇ったからなんです。実際の目的はイモラのサーキット、F1のサンマリノグランプリ観戦でした。イモラに行ったついでに、せっかくだからサンマリノにも寄ろうということで行きました。

 1980年代、F1はマクラーレンホンダに乗るアイルトンセナを中心にとても盛り上がっていまして、たまたまパリに居た私を、「サンマリノグランプリに行かないか?」と友人が誘うので、ホイホイとパリから夜行寝台列車でボローニャまで行き、そこでレンタカーを借りました。借りたフィアットパンダは軽自動車に毛が生えたような小さい車。100キロも出すとやはりブレるので、そうスピードは出せなくて、ブンブン他の車に抜かれました😊 イタリアの高速道路はアウトストラーダAutostradaと言います。皆様、130kmぐらいでブンブン走ります。

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出典 https://gazoo.com/article/meisha_ikimono/180822.html

 

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サンマリノ国旗(Wikipediaより)

 サンマリノ共和国は、世界で5番目に面積が小さい国家ですが、ヨーロッパ最古の共和国で長い歴史があります。大きさは、61.2キロ平米で、八丈島と同じくらい。サンマリノの国土は、ほとんどが山の中なんですが、距離的にアドリア海に近いので温暖な地中海性気候です。「温暖な地中海性気候」。良いですねぇ、憧れちゃいます。

 人口は、33285人(2016)。政治は、大評議会という国民の比例代表選挙で選ばれる定員60名の立法府があって、その中から互選で執政が2名選ばれて行政の長になります。司法はイタリアから裁判官がやってくるそうです。これは3万人の人口だとほぼ顔見知りなんで、裁判には差し障りがあるという理由によるそうです(以上Wikipedia)。

 サンマリノ観光協会 

http://www.visitsanmarino.com/en/About-San-Marino.html

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出典 https://www.travel.co.jp/guide/article/29136/

国土(小さいけれど)は、山です。ティターノ山といいます。頂上に城があって、途中までは車で行けるんですが、最後はおのれの足で登ります。途中、色々な店があります。当時は、イタリア語しか通じませんでした。当方、イタリア語はできないのでフランス語でなんとか意思疎通をはかりました。ティターノ山と歴史地区は、2008年に世界遺産の文化遺産になっています。私が訪れた時は、世界遺産という言葉もありませんでしたが。

 それで、「サンマリノは面白かったのか?」

正直観光よりも、まあ、ヨーロッパ最古の共和国に行ってきた満足感につきました、私は😊 頂上の城まで登ったし。それで良いじゃあないかと。

「サンマリノにワインはあるのか?」

サンマリノのワインはあまり聞いたことがありません。Googleで検索すると、コラボしたと思われるルパン3世のワインが出てくるんですが、どうもオリジナルの地のワインがあるのか無いのかわかりませんでした。

 小さな国を訪問するのも旅の楽しみの一つで、変な満足感がありました。