ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

ストレスに赤ワインが効くかも?

 昔、ストレスが溜まっていた頃(今でも溜まってはいますが)、マンションのエレベーターに1人の時は、中で思い切り叫んでいました。そのうち一階の掲示板に、貼り紙が。
「夜中におかしな声がすると苦情があり、原因を探っていますが、未だ判明していません。住民の皆様にはご迷惑をおかけしております。」
そりゃわからなかっただろう。声が1階から7階まで移動していくんだから。今となっては懐かしい思い出ですなぁ😄

 と、前振りというか導入部が終わったところで、ストレスとワインの話をしやう。

 仕事のストレスや家庭でのストレス。ストレスいっぱい。けっこうたまるよね。ストレス発散に大声で叫ぼう! は有効な手立てだけど、他人に迷惑をかけることにもなるかも。じゃあ酒かってなことになって、深酒をすると逆効果らしいですよ。やっぱり酒か!で飲み過ぎれば、精神にも肉体にも、どうもうまく無い。外出自粛によるストレス解消目的での飲酒は役に立たないどころか、ストレスを更に増幅させかねないと、世界保健機構WHOも言っているしね。

 酒は適量、せいぜいワインをグラスに一杯か、日本酒の一合程度が良い塩梅だろう。それで酔えるかっての、という話じゃないんだなぁ。酔っ払って、一時的にストレスの素を忘れることができるかもしれないが、あくまで一時的な話で、明日の朝には、たいてい元の木阿弥。

 なので、グラス一杯の酒で、何とかならないのかという話です。ストレスをリリースする為に、今夜、グラス一杯だけ酒を飲むとしたら何が最適なんだろう? そりゃあ、赤ワインだろうという話があります。最新の研究で、赤ワインの摂取と腸内環境の改善が関連付けられているんだそうです。

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 キングス・カレッジ・ロンドンの研究によると、赤ワインは腸内細菌叢の多様性をもたらすらしいんです。腸内細菌叢は、メンタルヘルスも含めた人間の身体の健康の重要なファクターだからなんですね。良く腸は第二の心臓って言うじゃあないですか。ほんじゃあ、赤ワインをたくさん飲もうっていう話じゃぁないんで。この目的を達成する為には、グラス一杯で充分なんだそうですよ。まあ、この説が正しいかどうかは正直わかりません。酒が少量でも身体に悪いのは、何人もの医者が言っています。酒に強い弱いもあります。飲むか飲まないか。飲むとしたら適量は? 結局は、自分で決めるしかないんですね。

 私個人としては、楽しみにワインを適量飲みたいな、飲んで欲しいなと思います。あくまでもスマートに飲みましょうよ。そしてもしストレスが少しでも軽くなれば、めっけもんですよ。

#ストレスとワイン #ワイン #赤ワイン