オンラインワイン会でのホストの振る舞い
ワイン会というのがありますでしょう。けっこう色んなところでやっていますよね。まあ、今年は、実際に会うことは自粛ですので、ワイン会もオンラインでの実施が多かったわけですね。
オンラインワイン会、私も3回ほど参加しました。また一回ですが、主催をしました。
オンラインワイン会の良い点は、自宅から参加できるので、距離を問わないということです。参加者は、インターネット環境が使えれば、東京、北海道、四国に散っていても一緒に参加可能ですし、海外に居ても時差さえ気にしなければ、問題無く参加できます。
オンラインワイン会は、オンラインミーティングのアプリを使います。このアプリは、ご存知のように、ZoomやマイクロソフトTeamsなど数種類あります。私の主催の場合は、マイクロソフトTeamsを使います。参加したワイン会は、3つともZoomでした。
私は本業で、長いこと外資系IT企業に勤めていたので、ITリテラシーは高い方です。オンラインミーティングにも慣れているので、何も問題はありませんでしたが、やはり数人の方は、なかなかミーティングに入れない、音が出ないなどのトラブルがありました。
オンラインワイン会では、必ずいらっしゃるITリテラシーの低すぎる、ないしはほとんど無い方をどう救うかを考える必要がありますね。あるいは、そういうヘルプが必要な方には参加して頂かないように、残念ですが、バッサリという方法もあります。ヘルプに時間がかかると、ワイン会の時間が減ってしまいますし、専門のサポートを用意するわけにはコストからもできないからです。できることは、事前のFAQぐらいですね。
今回は、オンラインワイン会をホストないしはホステスとして主催する場合の、準備と進行について書きたいと思います。
オンラインワイン会は大きく2種類になります。
ワインは各自で用意
ワインは主催者が事前に送付
より簡単なのは、当たり前ですが、ワインを各自で用意して頂くほうです。ワイングラスを持って、時間になったらコンピュータやスマホの前に集まってもらえばワイン会をスタートできます。今回は、ワインは各自で用意の方で説明します。
事前の準備
▷オンラインミーティングアプリで、オンラインミーティング(ワイン会)の日時を設定する
▷設定内容を参加者に伝える。実際には、ミーティングのリンク、ミーティングIDやパスワードをメールなどで送ります。
▷音が出ないなどの基本的な問題への対処方法をFAQとして周知しておきます。
▷ワイン会の参加者の人数にもよりますが、サブルームというかメインとは別のルームを作っておきます。ブレイクアウトルームと言います。現実のワイン会や飲み会でも、例えば10名前後の参加者があった場合に、10名全員が一緒に喋るということは無いですよね。3〜4名ごとのグループに分かれて喋ります。オンラインでも状況は同じことです。そのためのブレイクアウトルームです。
このブレイクアウトルームのメンバーを、30分ぐらいでシャッフルすると、より多くの人とコミュニケーションが可能になります。
オンラインワイン会の進め方
▷だいたい主催者は、15分ぐらい前にオンラインミーティングに入っておけば良いと思います。
▷開会。乾杯をしましょう!
▷自己紹介タイム。ワイン会ですから、今日はどんなワインを飲んでいるか、やどんなワインが好きかを軽くシェアしてもらいます。
▷歓談。
▷ソムリエやワインエキスパートによるワインの勉強会や質問コーナーを入れてもOK。
▷閉会。
オンラインワイン会は企画が重要
事前にワインを送付している場合は、同じワインを飲むので、感想をシェアしたりできるのですが、各自でワインを用意する場合、これがかなわないので、共通の話題が一つ減るわけです。
オンラインの場合、場の雰囲気に頼ることができません。高級レストランで開催する場合を想像頂ければ、場の雰囲気の効用をおわかりいただけると思います。
皆を飽きさせない『企画力』が求められます。ソムリエやワインエキスパートによるワインの解説や質問コーナーなど、参加者が楽しめる内容を企画しましょう。
単なるおしゃべり会に終わらせない、ワイン会ならではの企画が重要です。
オンラインワイン会は、自宅に居ながらにして参加できるので、もっと気軽に開催しても良いと思っています。