ワインはワイングラスで飲みませんか
けっこう高めの高級ワインを飲んでいるのに、ワイングラスが合っていない方っていらっしゃると思います。私のワイン好きの友人も、ワインほどにはグラスに金をかけないというかグラスに気が回っていない人が多いようです。
高級ワインを飲む場合は、そのワインの葡萄品種にあったワイングラスを用意すべきです。いかに高級ワインといえども、ワイングラスを選び間違えると、本来の香りや味を楽しめません。
ワインは、できれば葡萄の品種に合ったワイングラスで飲むのが美味しい。ワイングラスは、そのワインを楽しめるように形づくられているからです。
しかしながら、本来は品種によりワイングラスを揃えるのが理想とはいえ、高級ワインを飲むのはレストランでが多く、家飲みはデイリーワインという方々(一番多い層だと思います)は、コストや、日本家屋の狭さによる収納の少なさを考えると、品種ごとにワイングラスを揃えるのは通常は不経済。赤ワイン用と白ワイン用それぞれ一脚づつあれば良いと私は思います。
ワインは外観を愛でて、香りを楽しみ、そして口に含んで味わいます。湯呑茶碗では、ワインは何とか味わえますが、外観を見ることと香りをかぐことには無理があります。
ワイングラスって、案外、食器棚に2脚ぐらい眠っていませんか。いつ買ったか貰ったのかが定かではないようなもの。一度引っ張り出してきて、ワインを飲んでみてください。
ワイングラスのメーカーについては、私の以前のブログで説明してありますので、そちらを参照して下さい。ここでは、どんなワイングラスを選ぶのが良いかについて説明していきたいと思います。
ワイングラスについての以前のブログ
https://nwawinescom.hatenablog.com/entry/2019/07/24/111518
テイスティンググラス
ソムリエがテイスティング用に使用するグラスがテイスティンググラスです。ワインエキスパートやソムリエのテイスティング試験やブラインドテイスティングなどに使用されるISO(国際基準協会)により形・寸法が定められた、国際規格テイスティンググラスです。
215ml用で、金額的にもだいたい一脚千円以下なのでソムリエやワインエキスパートを目指す人は慣れておいた方が良いです。
赤ワイン用と白ワイン用
赤ワインと白ワインは、それぞれに合わせたワイングラスを用意した方が良いと思いますが、もしデイリーに飲むのが、赤ワインが90%などと偏りがある場合には、赤ワイン用のみのグラスで、残りの10%の白ワインの時には、赤ワイン用を使ってしまっても良いと思います。白ワインが多い場合には、白ワイン用で対応ですね。
赤白兼用グラス
赤白兼用もあるので、こちらでも良いと思いますが、このザルト・ユニバーサルは、一脚7900円(税抜)するので、金の問題では無く収納スペースが無いという人にはおススメしますが、ボルドーやブルゴーニュを飲む場合は、赤ワイン用の方が良いと個人的には思います。
ザルト・ユニバーサル
https://www.enoteca.co.jp/item/detail/900001370000
赤ワイン用グラス
だいたいの葡萄の品種毎に用意があるので、ご自身が好きな品種や良く飲む品種に合わせれば良いと思います。決められない場合、絞り込むと、最終的には、次の二つのどちらかになります。
ブルゴーニュピノノワール
ボルドー
このどちらかは、やはり飲むワイン次第なので、そこがハッキリしないと決められないので、最後はエイヤーです(笑)。
出典 https://www.riedel.co.jp/blog/0404_winkingdom/
白ワイン用グラス
白ワイン用も、ご自身が飲まれる葡萄の品種で決めますが、個人的に一脚をあげろと言うならば、ソービニヨンブランですかね。
出典 https://www.riedel.co.jp/blog/0605_winkingdom/
皆さま、ワインは是非ワイングラスで飲みましょう!