ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

ワインと温度管理

 ワインを美味しく飲むコツはなんだろうと考えると、銘柄選び、ヴィンテージ、そして温度管理だと私は思います。特に、飲む直前のワインの温度は、香りやテイストを決めてしまうと言っても過言ではありません。

 一応、飲む適切な温度の目安みたいなものもあって、   

    
スパークリングワイン       6~8度
白ワイン(甘口)         6~8度
白ワイン(辛口)         10度前後
赤ワイン(ライトボディ)     12~14度
赤ワイン(フルボディ)      16~20度

 ワインセラーがあると、温度管理は比較的容易ですが、冷蔵庫や室温で保管していた場合は、工夫が必要です。

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 赤ワインについては、価格が高めのものは、比較的高め(16-18度ぐらい)の温度設定で、2000円以下のものは、少し冷やしてが良いようです。高めの温度設定のワインでも、日本の夏場は暑すぎるので、ワインセラーが無い場合は、仕方がないので、冷蔵庫で寝かせて保管しておきます。この場合、飲む1時間ぐらい前に室温に置いておきます。低めの温度設定の場合は、30分ぐらい前でしょうか。

 白ワインは、冷やせば良いと思っている人がいますが、やはり適温があります。白ワインの場合、温度が下がるとフレッシュ感が上がりますが、酸味も強くなります。なので、辛口の白を冷蔵庫で冷やしておくと、冷やし過ぎになることもあるので、冷蔵庫で冷やした場合は、その時の気温にもよりますが、だいたい飲む20分から30分ぐらい前に、常温に置いておきます。

 冷蔵庫や室温で保管していた場合の話をしましたが、ワインクーラーを使う方法もありますが、それはまた後日に。

 ワインは、嗜好品です。ここでの説明は、あくまで目安ですし、私の個人的な見解です。失敗しても、当方は責任を負いません。ぜひ、ご自身で、美味しい!と思うレベルに、室温に置く時間などを調整をしてみてください。