ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

色々な英語

 「それはアイカイで大丈夫か?」

ん? アイカイってなんだ?

昔、20代半ばの頃、オーストラリアからビジネスの顧客を迎えて、ミーティングをしていた時の話。会話は英語。この顧客の発言にあるアイカイなるものがわからず困ったことがあります。

ホワイトボードに書いて頂くと、

 8k

と書いた。なんてことはない。コンピュータの

チップの容量のことでした。

エイトケイがアイカイね。なるほどのオージーイングリッシュ。妙に納得したことを覚えています。

f:id:nwawinescom:20220127111352j:image

 世界を旅して周ると、様々な英語に出会います。アメリカ西海岸の英語を覚えた私には、ロンドンのいわゆるクイーンズイングリッシュは、最初、聴き取りにくかった。映画『Notting Hill』で、ロンドン出身のヒュー・グラントの英語は以外にわかりやすかったけれど、「クラシック」の連発が印象に残りました。

 英語がネイティブの国々でも、上記のオーストラリアやニュージーランドの英語、イギリスの英語。アメリカ合衆国やカナダ。日本人にはかなり違って聞こえます。

 アメリカ国内でも、テキサスなどの南部の言葉はわかりづらいです。西海岸、東海岸、中部、南部で大分発音やスラングが違います。

 シンガポールの英語はシングリッシュといって、かなりぶっきらぼうに聞こえるような、シンプルな言い回しをします。シンプルだと命令口調に聞こえるので、たまに腹が立ちます。

 フランスやドイツ、イタリアなどの英語がネイティブではない国々は、もう色々で、英語が全く通じない場合もよくある話です。フランス人は英語を喋れても喋らないとまことしやかに言われていましたが、私の知る限りパリは比較的英語が通じます。ただドイツ国境あたりはあまり通じない。そのドイツも40年前は英語がかなり通じましたが、最近、以外にも英語が通じにくかった。

 私が思うに、最もわかりにくいのがインド人の英語。もちろんキレイな英語を話す人もいますが、多くは巻き舌でまくしたてます。あまりコミュニケーションを取りたくは無い人達です。

 日本人の英語も日本人独特の発音や言い回しがあったりします。

 英語は既に世界の共通の言語だと思います。ビジネスの世界だけでなく、オリンピックのインタビューは英語が主ですし。なので、英語ネイティブじゃなくとも、発音が多少ポンコツでも、英語でのコミュニケーションを、どんどんとった方が良いと思います。

注: 全て私の個人的な意見です。