ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

La Chandeleur ラシャンドルールはクレープの日

 フランスでは、ノエルからエピファニーを経てシャンドルールで終わる、と言われています。これらはキリスト教の西方教会の祝日なんです。

 本日2月2日は、La Chandeleur(ラシャンドルール)。英語では、Candlemas。日本語は、聖燭祭。語源のChandelleはロウソクを意味するフランス語です。元々は、ロウソクを持ってブラブラ歩く民間の祭りに由来し、それがキリスト教と結びつきました。現在、人々は、光を讃えるために、ロウソクを持って教会に行くんですね。このあたりは、詳しく調べると興味深いんですが、今回は詳細は省かせて頂きます。

 また、この日は、クリスマスシーズンの終わりの日で、クリスマスのデコレーションなどを外します。『冬は終わったぜ。もうすぐ春!』人々の気持ちはもうすぐ春です。立春とも結びついているようです。

 今回お伝えしたいのは、スイーツです。ラシャンドルールは、クレープを焼く日です。クリスマスはブッシュドノエル。エピファニーはガレットデロアです。そしてラシャンドルールはクレープなんですね。

 クレープは、丸くて明るめの色合いなので、春の到来というか、この時期、春を待ち望む人々の心にしっくりくる菓子なんでしょう。

フランスの家庭では、クレープを焼きます。丸いクレープを何枚も焼いて、家族で食べるんですね。

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出典 Haffingyonpost.fr

https://www.huffingtonpost.fr/amp/entry/chandeleur-crepe-parfaite-mouvement_fr_6017dfdac5b63b0fb282929f/

 

日本人はイベントごとが好きなので、エピファニーのガレットデロアの次に来るのは、ラシャンドルールのクレープかもしれませんね。