ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

世界の一流ホテル ラッフルズホテル シンガポール

 一時期、3ヶ月に一回2週間ほどシンガポールのオフィスで仕事をしていたことがあります。当時は、米系の会社のアジアパシフィックと日本の技術部門の責任者をつとめていました。常宿は、ブギスにあるインターコンチネンタルホテルなんですが、たまに、そう半年に一回、2泊ぐらいで、ラッフルズホテルに泊まっていました。ラッフルズホテルは、宿泊費がお高いので、そう易々とは泊まれませんでした。でも居心地は最高に良いので、半年に一回でも泊まりたかったんですよね😊 

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ラッフルズホテルの楽しみの一つが部屋ですね。一番下のクラスの部屋でも、リビングルームと寝室、広めのバスルームにより構成されています。かなりゆったりとした造りでノンビリできます。

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プールだけはチョットでした。ふつうに25メートルプールがあるんですが、あまりリゾート感が無かった。当時の話なので、今は変わっているかもですが。

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プールにはカラスがいて、何故か泳いでいる男性の頭をつついていました。そう攻撃対象は男性だけでした。不思議です。

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 部屋にはバトラーを呼ぶボタンがありました。必要な時に押すと、あっという間に、『あたしがバトラーです。』と雰囲気をまとった男性がやってきて、

「ごようはなんですか?」

色々と世話を焼いてくれました。何故か恐縮しました。

Long Bar

ラッフルズホテルには、Long Barの話がつきもので。Long Barは、カクテル、シンガポールスリング発祥の地として有名な歴史のあるバーです。

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突出しに殻付きの落花生が出されるので、それを食べながらチビチビ、ないしは豪快に呑む。落花生の殻は、床に捨てる。ここの習慣というか一種しきたりです。当然歩くと、殻を踏んでジャリジャリと音がします。それがスノッブで良いらしい😊 もう一つのバー、Writers Barと間違えないように。Writers Barも良いですが、念のため。

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Tiffin Roomでハイティーを

シンガポールは第二次世界大戦以前は、英国領でした。そのせいか、紅茶の習慣が残っています。アフタヌーンティーならぬハイティーです。

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 アフタヌーンティーとハイティーは似て非なるもので、成立から異なっています。貴族の習慣から発生したアフタヌーンティーに対して、ハイティーは労働者階級が発祥です。サンドイッチやスコーンがアフタヌーンティー、ハイティーはもう少しというかかなりお腹がいっぱいになるお肉が出てきます。ラッフルズホテルTiffin Roomのハイティーは、バッフェが付いていましたので、やはりお腹いっぱいになるタイプです。ランチがわりに頂きました。

 ラッフルズホテルは、宿泊費はもちろん、Long BarやTiffin Roomのハイティーも、いいお値段がします。宿泊費に見合う部屋やサービスが提供されますので、毎回は無理ですが、年に数回は泊まりたいホテルです。また、私にとってラッフルズホテルの宿泊は、心が解放されてなんとも気持ちに余裕がでますので、必要なものです。

 古き良き時代の雰囲気、そうプランテーション華やかなりし頃の南の島の雰囲気がお好きな人は楽しめると思います。


出典 https://www.raffles.com/singapore/