アメリカ人とワイン
「シャルドネで良いかな? それともソービニヨンブランにする?」
だいたいのアメリカ人の平均的なビジネスパースンのワインの知識はこんな程度です。私の知るシリコンバレー、シアトル、シカゴのIT関連に勤めている人達の平均的なレベルなんですが、それでもシャルドネやソービニヨンブランを知っているのはエライ!と言ってしまいます。
もちろんワインに詳しい人もいますし、ニューヨークやビバリーヒルズ辺りだと、ワインに煩いのがたくさんいそうですが、まあ平均するとこの程度ですね。ワラワラなどのワインカントリーに住んでいる人は、詳しいけれど、サラッと好きなワインを飲んでいます。暮らしにちゃんとワインがある人達ですね。
何故アメリカ人の話を出したのかというと、日本の仕事の相手国は、主にアメリカやアジア諸国、中国になると思います。人によってはドイツやフランス、ハンガリーなどのヨーロッパ圏もありますが、総合商社や何か専門の会社ではない限り、今は少数派でしょう。
そこで、アメリカのワイン事情を少し。
パワーランチやパワーディナーで、
アメリカ人のワインに関するスタンスは、『オシャレ』。アメリカ合衆国では、もともとワインはオシャレな飲み物で始まったと言われています。
『ワインって、なんかカッケーじゃん。』ののりですね。
これは今も変わっていないですね。まあ、日本人も似たようなもんです。
カッケーワインを飲む俺たちってカッケー、ですから、あまりにめんどくさいことを言うと、嫌われることがあります。なので、少しだけ知識を披露するようにする。料理との相性や、樽香の有無程度で、大抵のアメリカ人は、『おぬしなかなかやるな。』となる場合が多いです。
ソムリエのいる店の場合は、『料理に合うワインをソムリエに聞いてみようよ。』とか言って、ソムリエとの会話の中でサラッと知識を出すと良いですね。
当たり前ですが、楽しい会食やビジネスが目的の場合、独りよがりで自分の知識をひけらかして、ワインに拘泥するのはやめておきましょう。
フランスやイタリアなどのヨーロッパは事情が異なりますので、それはまた。