シードル
シードルって酒なんですが、飲んだことありますか? シードルの原料はリンゴ。ワインはブドウですよね。シードルはリンゴで造る醸造酒です。アルコールがだいたい7%前後入ったちゃんとした酒なんです。醸造酒ということは、ワインや日本酒と仲間になります。
シードルは、cidreと綴りフランス語。英語だと、皆さまご存知のcider サイダーです。
シードルの原料はリンゴと書いたわけですが、詳しく言うとリンゴとリンゴの仲間になります。これをリンゴ連とかリンゴ亜連とか言いますが、梨も入ります。特に西洋梨ですね。上の写真は、富山県氷見のセイズファームワイナリーのシードルなんですが、リンゴが2種類、ふじりんごとグラニースミス、そして西洋梨のルレクチュが使われています。
製法
シードルの造り方を簡単にご紹介すると、収穫した熟したリンゴを熟成させて、圧搾して果汁を搾ります。果汁をタンクに入れて、リンゴの外果皮の天然酵母か純粋培養の酵母で、アルコール発酵をさせます。
銘醸地
フランスのノルマンディー地方やブルターニュ地方が有名。現地で何回か飲みましたが、かなり強めのテイストだったことを思い出しました。
スペインもありますね、シードラと言います。
日本では、青森の弘前の吉井酒造が造ったのが最初で、第二次世界大戦後のことだそうです。
シードルはドライのタイプも多く、食事との相性も和食も含めて、良いと思います。ご縁がありましたら、一度飲んでみてください。