七夕のワインと別れの朝
今日は七夕の翌日8日。織姫と彦星が一年に一度、逢うことができて一晩一緒に過ごすのですから、別れは8日の朝ということになります。彦星は、天の川を舟で渡って帰っていってしまいます。その別れの日に詠まれた歌、古今集に、
今日よりはいま来む年の昨日をぞいつしかとのみ待ちわたるべき
というものがあります。また一年、待ちわびて待たなくてはならない。ストレートな恋心を詠んでいますね。
七夕は現代人の私達にとってもロマンチックな日だと思います。子供達は願い事を書いて笹の葉に吊るします。カップルはふたりでお互いのことを話しながら時間を共有する。このロマンチックな日のディナーに飲むべきは、どういったワインが良いのでしょう。
七夕は、中国、日本、韓国の節句て、星祭りとも呼ばれます。西洋には無いと思いますので、ダイレクトに結びつくワインは難しい。なので、星やロマンチックで探してみました。いくつか候補を。和歌のように、来年にでもどうぞ。
Torres Celeste Crianza
これはエチケットに星空が描かれています。
Tinto Fino テンプラニーリョ、スペインはトーレスのワインです。
PASSION D’ETOILES POUILLY-FUISSÉ
その名も、「星の情熱」
CHATEAU JULIEN FRENCH KISS
ちょっと俗っぽくなりますが、フレンチキスと言う名のカリフォルニアワイン。ViognierとChenin Blanc のブレンドです。