寒い季節のホットワインは和製英語
寒い季節になると飲みたくなるホットワイン。このホットワイン、実は和製英語なんです。正しくは、英語では『Mulled Wine(マルドワイン)』。フランス語で『Vin Chaud(ヴァンショー)』。ドイツ語では『Glühwein(グリューワイン)』と言います。ホットワインというのは感覚的にはフランス語のヴァンショーから来ているのかなとも思うのですが、いずれにせよ日本語では『ホットワイン』です。
クリスマスマーケットとグリューワイン
11月後半から12月にヨーロッパに行くと、クリスマスマーケットを見かけると思います。特に、ドイツやオーストリアでは、アドベントの期間、各地でクリスマスマーケットを開催していますよね。最近ではフランスでも見かけます。このクリスマスマーケット、ドイツ語ではWeihnachtsmarkt(ヴァイナハツ・マルクト)、で売られているのが『グリューワイン』なんです。ですからホットワインをWikipediaで検索すると、グリューワインが表示されます。クリスマスマーケットは、基本的に屋外で開催されますので、訪れる私達もかなり寒い。身体が冷え切ります。こういう時のグリューワインはありがたい。
出典 Xmas-carol.com http://www.xmas-carol.com/sp/topic/christmas-market.html
グリューワインのレシピ
基本的なグリューワインのレシピは、赤ワインにオレンジピールやシナモン、クローブなどのスパイスと砂糖やシロップを加えて、火にかけて温めます。ドイツでグリューワイン用のスパイスセットを見たことがあります。
白ワインを使ったヴァンショープラン
フランスのアルザス地方では、白ワインを使ったヴァンショープランというものがあります。スパイスは入れずに、砂糖やシロップとレモンの輪切りを入れて温めるものです。
我が家のレシピ
私は、甚だ簡単にグリューワインを作ります。赤ワインを耐熱グラスに適量入れて、電子レンジで温めます。温めたら、そこに蜂蜜を溶かしてシナモンを入れて出来あがりです。電子レンジですと、アルコールがあまり飛ばないようなので、お酒に弱い方は気をつけてください。