ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

6 Nations Wine Challenge

    6 Nations Wine Challenge という組織があります。これはワインのニューワールドと呼ばれる国々の内の主要6か国でできている組織で、6か国の中でのベストワインを選びシェアすることを目的としたニューワールドワイン関係のプラットフォームになります。集まった6カ国というのは、オーストラリア、カナダ、チリ、ニュージーランド、南アフリカ共和国、アメリカ合衆国。今のところ、どの程度の影響力があるのかは定かではありません。まあ、けっこう有名なワイナリーも参加をしているので、そこそこの影響力はあると思います。

6 Nations Wine Challenge のロゴ

f:id:nwawinescom:20191209151201j:image 出典: 6 Nations Wine Challenge HP (https://sixnationswine.com.au/)

    こな組織の大きな目的の一つが、ワインの評価なんですね。以下の16種類の葡萄をそれぞれの種類ごとにクラスとして評価し順番を決め、ベスト100を毎年発表しています。

The Sixteen classes are:
Sparkling, Riesling, Aromatic Whites, Sauvignon Blanc, Chardonnay, White Blends, Other White Varieties, Pinot Noir, Merlot/Carmenere, Shiraz/Syrah, Cabernet Sauvignon, Other Red Verieties (Medium Bodied), Other Red Varieties (Full Bodied), Bordeaux Blends, Red Blends (non Bordeaux) & Dessert Wines.
結果はこんなふうに葡萄の種類ごとにリストされます。

f:id:nwawinescom:20191209152530p:image出典: 6 Nations Wine Challenge HP

リストの下のほうに、私が好きなワシントン州のMark Ryan Wineryがシラーのカテゴリーで入っています。

 2019年の結果を大まかに記すと、

アメリカが6クラス、カナダが4クラス、ニュージーランドが3クラス、南アが2クラス、オーストラリアが1クラスで勝者になりました。

 この6 Nations Wine Challenge、日本では殆ど知られていないようです。日本は6 Nationsに入っていないせいか、Google検索をしても日本語のサイトは出てきません。それでも飲み手としては、けっこう有益な情報がありますので、ご興味のある方はアクセスしてみて下さい。ニューワールドのワインを購入する目安にはなりますね。