ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

寿司屋に行く

 たまには寿司屋に行くこともありますよ。回っていないタイプの寿司屋ですね。年齢もそこそこくっているので、一応、行きつけなんて店も銀座にあったりします。ああっ、黙って座って何万円なんてところじゃあありませんので😊

 寿司屋では、だいたい日本酒を頂きます。純米酒か純米吟醸あたりがあれば嬉しいですね。寿司屋でめったにね、ワインは飲みません。いやいや特に寿司にワインを否定しているわけではなくて、私は寿司には日本酒を冷やで飲みたいだけなんです。こうわざわざ書いた裏には、「あっ、あなたは刺身や寿司にはワインは合わないと思っていますね。」と言われたくないから。『寿司にワインは合うか?』。この話題は、けっこう面倒くさい話題なので避けて通りたい。好きなものを好きに飲めば良いじゃん、です笑

 寿司は好きなんですが、寿司屋の雰囲気が苦手です。なんか『シン』としていて、バカっ話一つできない感じでしょ。カウンターだし、なんか寛げないですね。もちろんフランス料理屋でも大声でバカ話はしませんよ。TPOをわきまえたいい大人ですからね。それでも、もそっと自由な感じがします。それはパリのミシュラン三ツ星でも。きちっとはしているけれど寛げます。逆に、このメリハリが好きだったりします。

 寿司屋で嫌いなのが、主人が握るのではなく、なんというか下働きではなくて、ちゃんとした寿司職人なんでしょうが、若めの人に握らせることです。こちらは、そこの主人が握る寿司が好きなんで金払うわけですよ。座る席によってこんなことが起きることがあります。駆け出しには同じ金は払いたくないと、私は心が狭いんですよ。こういう経験をした寿司屋には行かないようにしています。銀座の久兵衛などは、最初から主人が握ってくれるわけでは無いと思っているので、たまには利用はします😊

 ここ十数年の行きつけの寿司屋は、主人が一人でやっている小さな店で、また大層フランクな人なので良い感じになっています。