愛するちくわぶ
『ちくわぶ』が東京の一部地域のローカルな食べ物だと知ったのは大学生の時で、それはそれなりにショックがありました。子供の頃から、普通に食べてましたからね。あって当たり前な食べ物。なので他の地域ではあまり食べられていないなどは、思いもよりませんでした。実際。私の周りの地方出身者のほとんどがちくわぶを知りませんでした。
ちくわぶは都内でも一部、主に山の手から下町の一部地域のみにおいて良く食べられています。昔、碑文谷のダイエーでは、冬が近くなると、ちくわぶが山のように積んで売られていました。同じ東京でも、幾人かの友人は、ちくわぶは知っているけれど、「あんな物は食わない」と言っていたんですが、彼ら彼女らの母上のご出身を聞くと多くの場合、東京以外の地方でした。ないしは、小麦粉練ったものは、あまりお好みではないのでしょうね。
ちくわぶとは?
漢字はあるの? 竹輪麩と書きます。
何でできているの? 小麦粉と塩と水です。
どうやって作るの? 上記を練って茹でます。
出典 川口屋 http://www.chikuwabu.jp/tokyotikuwabu.html
ちくわぶのレシピ
おでん種。おでんにやはり入れるのがベストでしょう。
煮物に入れる。
変わったところで、揚げて食べるレシピも紹介されています。
ちくわぶの原料は、小麦粉、塩と水しかないので、原料のクォリティが重要な味の決め手です。国産の良質な小麦粉と精製塩ではない自然塩を良い水を使って練ると美味しいちくわぶができます。
ちくわぶの歴史
ちくわぶの歴史は諸説ありまして、これと定まった説は無いようです。有力な説を二つ紹介します。
白竹輪説
江戸時代、魚のすり身が高価だったため、魚のすり身の代わりに小麦粉を使って白竹輪らしきものを造ったのがちくわぶの最初とする説。
出典 ヤマサのちくわ
https://yamasa.chikuwa.co.jp/sp/index.php
京生麩説
明治時代、精進料理に使われる京都の生麩を模して東京で造られた説。
私はちくわぶ大好き人間なんですが、『ちくわぶはちょっと。』や『あんなモノは食べたく無い。』など、けっこうひどい言われようもしています。
ちくわぶは、東京の代表的ではないかもしれませんが、食文化の一つだと思います。だから皆んなで食べよう! とは言いません。好き好きあるしねぇ。ただ、お願いがあります。私のように大好きで、おでんにちくわぶが入っていないとガッカリする人もいるので、食べなくても良いので、できれば、あまり嫌わないでください。
ちくわぶの詳しいサイト
川口屋さん