ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

食品添加物やグルテン

    およそ25年前、約2年間住んだフランスパリから日本に帰国しました。パリの前は、約4年サンフランシスコとピッツバーグに居たので、なんだかんだで6年ぶりに本格的に東京に住むことになりました。

    まず違和感を持ったのが、食生活。フランスから帰国し、ある加工食品を食べたら気持ちが悪くなりました。気になってパッケージを見たら見慣れない添加物が入っていました。それはアミノ酸等。アミノ酸等って何だ?  スーパーマーケットに行ってパッケージを見ると、様々な加工食品に入っています。調べてみると「アミノ酸等」という添加物は、化学調味料、うまみ調味料のことです。アメリカでは、MSG (Monosodium Glutamate) 、グルタミン酸ナトリウム。以前、アメリカで中華料理にはこの化学調味料が入っていて、チャイニーズレストランシンドロームと呼ばれて問題になりました。グルタミン酸ナトリウム症候群(Monosodium Glutamate Symptom Complex(MSGSC))と言います。今でもMSGと呼んでいて、私のアメリカ人の友人は毛嫌いしています。彼らが日本に来て中華料理屋に連れて行こうとすると、この中華料理にはMSGは入っていないかまず聞かれるぐらいです。

    MSGは、日本やアメリカで、多くの加工食品に入っています。例えば、明太子や蒲鉾などの魚の加工食品、漬け物、梅干。煎餅、ポテトチップスなどのお菓子。化学調味料の入っていないものを探すのは大変です。最近は、少しずつ化学調味料の入っていないものも増えてきてはいます。湖池屋の化学調味料が入っていないポテトチップスもありますしね。化学調味料つまりMSGの入っていないことをMSGフリーと言います。アメリカのスーパーマーケットのWhole Foodsは、MSGフリーのものがほとんどなので助かります。東京では、国産オーガニックにこだわったナチュラルハウスぐらいですね。

    いずれにしても、化学調味料が科学的に全ての人に悪いとは言えません。私も海外生活の前は、問題無く食べていました。ここは個人個人の考え方になります。私は、できる限り化学調味料やうまみ調味料、アミノ酸等の入らない食品を食べていきたい。

    最近のアメリカでは、化学的な合成物ではありませんが、グルテンが身体に悪いとして問題視されています。一部の人達は、小麦粉もダメと言っていますが、どうなんでしょうか。

    今回はワインには直接関係の無い話題でした。一度化学調味料について皆さまとシェアしておきたいと思いアップしました。