ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

ピノノワールの日

    今月八月の18日は、実はピノノワールの日だったんですが、知っていました? ふつうは知らないですよね。世界的にオフィシャルなわけではないので。ピノノワールは、ブログでも書きましたが、タンニン少なめ、柔らかな酸の「エレガントなご令嬢」のようなワインです。始まりはフランスのブルゴーニュ。そしてアメリカのオレゴン州ウィラメットバレー、南アフリカ共和国のウォーカーベイ地域がピノノワール の銘醸地として有名になりました。ピノノワールは、比較的冷涼な地域で育つ葡萄なんですね。

    8月18日は、ピノノワール デイとして、祝うというか、まあピノノワールを飲みましょうという日です。家の近くの酒屋に行ってピノノワール を買って飲むという日なんですが、主にアメリカの行事だと思います。カリフォルニアやオレゴンの一部ワイン好きが勝手に決めたようなので、多くのアメリカ人は知らないと思います。ニュージーランドなどでも祝うようですが、フランスや日本はほとんど関係がない。というのも日本語やフランス語でググッても、検索結果が出てこないからです。ピノノワール は、世界中で比較的多くの人に愛されているワインだと思います。それで、ピノノワール の日ができたのかと思いきや、そんなことはなくて、他にも様々なワインの日がありました。

    まず、5月25日がワインの日。説明に、Official wine days are actually pretty unofficial (オフィシャルなワインの日はたいがいアンオフィシャル)。チョット笑えます(笑)2009年にスタートしたらしいのですが、どうぞご勝手にの世界ですよ、これはもう(笑)

    5月4日がソービニヨンブランの日。主にオーストリアやニュージーランド。

    9月3日がカベルネの日。

これ以外にも色々あります。ほとんどオフィシャルではありません。

     まぁオフィシャルだなぁと言えるのが、「甲州ワインの日」。毎年10月10日です。甲州市が定めています。

    結局、何かにつけてワインを飲んじゃおうというアイデアに過ぎないんですが、なかなか面白いです。

f:id:nwawinescom:20190823093110j:image出典 WineFolly