ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

フランス人って

 フランス人のサッカー選手が、日本のホテルで人種差別的な発言したと報道がされていますね。このサッカー選手は日本に来て調子に乗って、思わず本音が出たんだろうとは想像にかたくないです。

 今回は、フランス人の話を少ししたいと思います。

 私は以前、パリに住んでいたことがあり、フランス人の友人も多いんです。その私の、あくまで私個人の感想ですが、フランス人は案外小心者が多くて、程度の差こそあれ、喋る内容は大物気取りで中身はほとんど無いし、相手が劣勢と見るや今までヘイコラしていたのに手のひらを返したように強気に出ます。もちろん、良い方も大勢いらっしゃいますが、こういう点が目立ったりします。

 あと、男はもれなく女が好きすぎ。女性のアパルトマンの部屋の前で一晩「愛してる」と言い続けた男を何人も知っている。朝方すごすごと帰るんだが。

 見てくれは気にしますね。だからお洒落なんですよ。

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 過去、パリに2年住み出張や観光でも数十回フランスを訪れていますが、フランス人のシステムやルールの無さや場当たり的な対応にいつも腹がたちます。それをカバーできるだけの昔の日本人が持っていた勤勉さや個人の能力の高さも無いので、物事がシステマチックに運ばずグチャグチャになってしまう。まあ、私はフランス人のノー天気さには慣れっこで、ノー天気さが居心地が良かったりするんですが、いい加減さには、かなり腹が立つことがあります。

 以前、CDGでのエアフランスの搭乗手続き(ボーディング)が酷かったことがあります。搭乗ゲートに人が群れた。原因は、搭乗券の再発行や席指定をボーディングの時点でやっている客が何人もいたからだ。だから列が流れない。焦りまくって対応している係員の横には、ほかの係員が数人いて、彼ら彼女らは脳天気にバカッ話をしていました。とても腹立ちました。「テメーら、仕事しろって。」

 私には、フランスに住んでいた時からのフランス人の友人が多い。フランス文化は尊敬しているし、何より好きだ。しかし、物事を論理的にシステマチックに前に進めることは出来ないようだ。数学者のガロアを輩出した国とは思えない。システマチックに進めることや、論理的なことが全てに良いとは思わないけど、そうしなければならない事がグチャグチャになるとね、やってられません。反面、混沌とした良さがあることも事実です。

 パリやフランスの他の都市で、高級ホテルに泊まるぶんには、あまり不自由はないんですが、アパルトマンを借りて住むのは、些かゴメン被りたい。古いアパルトマンだと色々壊れるし、壊れるとなかなか修理に来ないから、暫く不便と付き合うハメになる。

 ここに書いたことは、甚だ私の個人的な意見であるということをお断りしておきます。論理的でシステマチックなフランス人も、もちろんいらっしやいます。人種差別反対の方々が主流なのも間違いありません。

 フランスやフランス人には、特に遺恨はありませんし(笑)。