理解不能? ワインの価格
「ワインって、なんであんなに価格が違うんだろう?」
こんなふうに思ったことはないですか?
超高級ワインの代名詞として名前がよくあがるのが、ロマネコンティですね。ロマネコンティって一体いくらぐらいするんでしょうか。下の写真は、2015 D.R.C グランエシュゾードメーヌドゥラロマネコンティ。通常に流通しているロマネコンティの一本なんですが、価格が622600円(税抜)です。60万円出せば、軽自動車ぐらいは買えますね😊
高いですよね。ワイン一本が62万円です。まあ、億の年収があれば安い買い物なのかもしれませんが。
対して、安いワインは一本千円未満からありますよね。デイリーワインでも三千円未満ぐらい。価格差は、デイリーワインと比較した場合、200-300倍です。ギョエッです。
ワインが高額になる理由を調べると、
>手作業による収穫
>葡萄の実の数を減らして実一つの凝縮度を上げる。
>畑の価値。一級畑など。
>希少価値。
>投機対象。
などが語られますが、果たして細かいブレークダウンが解り計算をすると、こんなに高額になるのか、個人的には疑問が残ります。
結局、上記の理由を背景として、どれだけの利益が出せるかを考えた末の価値決めなんだろうと思います。価格というより『価値』ですね。多くの人(富裕層)が『価値』を認めれば、当然、価格は上がっていきます。
ブルゴーニュの葡萄畑
日本の場合は、デイリーワインも含めて、輸送費、当たり前ですが輸入者や小売の利益を考えての価格決めをしているので、現地価格よりかなり割高になっているように思います。特にフランスワインは割高感が強く感じます。私が、デイリーワインにアメリカやオーストラリア、ニュージーランドをおすすめしている理由の一つがここにあります。