ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

ワインのキレイな注ぎ方

 誰かワインのキレイな注ぎ方を教えてくれよ〜。

 ワインをワイングラスにこぼさずに注ぐのは、割と難しいものです。テーブルクロスにワインの染みが点々とは、避けたいですよね。

 ワインを注ぐ、に関するマナーがちゃんとあるんです。今回は、ワインの注ぎ方の基本を見てみましょう。

 

ワインボトルの持ち方

 ワインを注ぐ為には、当然、まずワインのボトルを持ちます。ソムリエは片手でカッコよく持っていますが、両手を使っても問題ありません。ボトルをしっかりとホールドすることが大事です。

 この時、トーションというソムリエが片腕にかけているナプキンがあると良いです。ふつうのナプキンで良いと思います。無ければティッシュペーパーでも。トーションを片手に持って、ワインボトルを持ちます。

 ボトル持つ時、ボトルの向きが実は大事で、ラベル(エチケット)が上に向くように持ちます。

 

ワイングラスに注ぐ

 だいたいグラスの3分の1の量を目安にして、ドバッと注ぐのではなく、少しづつ注ぎます。ワイングラスの縁にボトルが当たらないようにしましょう。ワイングラスはテーブルに置いたままです。

 と書くのは簡単なんですが、この少しづつというのが、なかなかハードルが高かったりします。おずおずとやってもダメだし、ドバッとやってもダメ。

 丁寧さを心がけて注ぐしかないようです。

 

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注ぎ終わったら

 ワインをこぼさずに、注ぎ終わって、ボトルを元に戻したいですよね。その方法なんですが、

 まず、45度から50度ぐらいボトルを上にクイっと傾けて、注ぐのを終わりにします。

 次に、ボトルを軽くひねる(回す)ように持ち上げます。この時、ひねりながらボトルを上に傾けてはダメなんですね。

  上に傾ける→ひねって持ち上げる

の順番です。

 ひねって持ち上げたら、すぐにトーション、無ければティッシュペーパーで、ボトルの口を軽く拭きます。

 

 ワインをスマートに注げると、ホームパーティの時、カッコいいですよね。パーティーホストとしてもいけてます。まあ、最低でも、こぼさずに注ぎたいものです。

 

 勘所をつかむたむには、ある程度の数をやはりこなさないとです。また、ボトルの形状により注ぎ易い、注ぎ難いがあります。

 

 数十回、気にしながら注いでいると、

 

ワインボトルを持って

グラスに注いで

上にクイっと傾けて

ひねって持ち上げ

トーションで軽く拭く

 

このアクションが流れるようにできるようになると思います。