ブラックベリーの香り
ワインの香りを表現する時に、赤ワインの場合、カシスだとか黒スグリだとかのフルーツを持ってしますよね。オンラインショップのワインの説明を見ても、そういう表現が多いように感じます。
黒スグリやカシスなんて、見たことも無ければ食べたことも無い人が多いと思います。そんな知らないフルーツを赤ワインの説明に使うなんて、おかしいと感じていました。たぶん、フランス人の陰謀だと思っていました。実はこのフランス人の陰謀論は当たっていて、ワインの表現に使われる用語は、フランス人が考え出したものです。ワイン先進国ですからね、仕方がないですよね。フランスの田舎に行くとわかるんですが、色んなベリーがそこら辺に生えてます。馴染みあるブルーベリーやラズベリー、あまり馴染みのないブラックベリーなどが、普通に売られています。ですから、フランス人にとっては、全て馴染みのあるフルーツなんですね。
色々調べてみると、多くの人と赤ワイン情報をシェアする場合は、フルーツを使った方が確かに確実かもしれないと考えるようになりました。このワインの香りや味の表現に使われるフルーツは、単なる指標だと考えれば良いのです。ラズベリーよりブラックベリーの方が、濃縮度があがるなど、一種のお約束事だと考えると、このお約束事を知っている人たちとのワイン情報のシェアに便利です。よく使われる表現は、フレッシュな方から濃縮度が増す方向で、
ブルーベリー
カシス
ブラックチェリー
となります。他にも、表現はありますが、これだけでも覚えておくと便利です。