南アのワイン
ここ数日、立て続けに南アフリカ共和国🇿🇦のワインを飲んだ。赤ワインがシラーズ、白ワインがシュナンブラン。両方ともにとてもジェントルで品のある優しい味わいのワインでした。そして、ゲベルツラミネール。やや甘口の白ワインで、ソーテルヌほどではないが、デザートワインとして飲めるほど爽やかな甘さがある。
シラーズ
シュナンブラン
Gewurztrarminer ゲベルツラミネール
南アのワインの歴史はかなり古く、17世紀半ばにオランダ人が葡萄の木を持って入植した時に始まります。いわゆる東インド会社です。日本では関ヶ原の戦いが1600年ですので、江戸時代の前期の頃です。オランダ人の入植後、フランス人が葡萄造りのノウハウを持ち込みました。1680年には葡萄の栽培が本格化したようです。この頃、日本では徳川綱吉が五代将軍になっています。
南アフリカ共和国、通称は南アですが、どのようなイメージをお持ちでしょうか? 今はちょうどラグビーのワールドカップの真っ最中なので、ラグビーの強い国ですかね。ある世代より上は、有色人種に対する人種差別を国としてしていた、いわゆるアパルトヘイトをイメージする方もいらっしゃると思います。日本人は、名誉白人という訳の分からない待遇だったと記憶しています。地理的には、アフリカ大陸の南端に位置しています。アフリカ大陸と聞くと、とにかく暑くて、ライオンや象がいっぱいいて、未開の土地が多いイメージです。
首都は、なんと3つあります! 一番有名だと思うケープタウンには立法府が、プレトリアには行政府、ブルームフォンテーンが司法府。この3つが首都で、最大の都市はヨハネスブルクになります。
実際の気候は、首都の一つ、南アの西南、ワインの銘醸地の多い西ケープ州に位置しているケープタウンで、平均最低気温が9度Cで平均最高気温が25度Cです。東京より過ごしやすそうです。夏は湿度も低いので、葡萄の栽培地として最適なようです。
ワインの銘醸地は、西ケープ州。ワインランドと呼ばれている地域があり、ステレンボッシュ、パール、ブランシュフックなどが含まれます。ワイン法は1973年に制定されており、原産地呼称制度があります。一番大きなものがRegionで、District、Wardと小さくなっていきます。Regionに属さないDistrictやWardもありますので、完全な入れ子構造にはなっていません。
Regionは4つで、
Coastal ワインランドはこのRegionです
Breede River Valley
Olifants River
Klein Karoo
私の個人的な意見ですが、南アのワインは、総じてコストパフォーマンスが良く、質も高い。二千円前後から三千円の価格帯が多いので、デイリーワインとして最適ではないかと思います。
超スーパー個人的な「死ぬまでに行きたい旅」のリストに、「南アでキリンさんにキスしてもらいワインを飲みまくる」があるので、来年には実現したい!と思っています。