素敵なワインペアリング
昨日は、ちょっとしたお祝いの食事会があり、友人の堀江シェフのフレンチの店、T'astous タスツーへ。麻布十番にあります。
私がタスツーに行く理由は、レストラン選びの私個人的な三原則に合致しているからです。料理の質が良いこと、ワインが美味しいこと、皿の出るスピードやタイミングも含めてサービスが良いこと。なかなかこれらが揃ったレストランはあまりありませんね。
席に着くと、最初はシャンパンとアミューズ。シャンパンは、Leroy。スッキリとしたドライ。
前菜は、秋刀魚の炙りとビオ野菜。今季初めての秋刀魚。今年は不漁のようです。火の通し具合が絶妙。
ペアリングのワインは、ブルゴーニュの白ワイン、Jean-Marc Boillotのシャルドネ。Montagny 1er Cru 2017年。草っぽさと蜂蜜の甘さをほんのりと感じる。秋刀魚に合う。
次は、マッシュルームのヴゥルーテ 白子のムニエル。鱈の白子が香ばしくムニエルに。堀江シェフの進化を感じる一品。ヴゥルーテソースが美味かった！
ペアリングのワインはブルゴーニュの赤。George's Ligner et FilsのMorey-Saint-Denis。少し薄めの綺麗な赤色。ミディアムボディ。味は、典型的なブルゴーニュのピノノワール、つまりタンニンは少なめ、酸味もないが果実味はある。やはりオレゴン州ウィラメットバレーやニュージーランドマールボロ のものより繊細。
肉は、蝦夷鹿内もものポアレ ソースポルト。蝦夷鹿の肉は、とにかく好物。ジビエですね。内ももの肉は柔らかく赤身。堀江シェフの焼き加減はパーフェクトでした。嬉しいことに量が多め、お腹いっぱい頂きました。
合わせたワインは、MARGAUX du Chateau Margaux。シャトーマルゴーのパヴィヨン・ルージュに次ぐ（といっても年代的には100年ぐらいの開きがらあるが）三番目のワイン。パヴィヨン・ルージュと同じように大樽で熟成させ、15ヶ月経ってからボトル詰を行っているとのこと。何よりバランスが素晴らしく絶妙の香りと味を生んでいますね。ボルドーもこのレベルになると、品が良く、ちょっとした感動もあります。シャトーマルゴーによると、生産量が少ないので、飲めるレストランは、フランス、イギリス、アメリカ、そして日本の限られた一部のレストランだけだそうです。タスツーすごい。
https://www.chateau-margaux.com/jp/vins/margaux-du-chateau-margaux
最後のワインは、ソーテルヌ。デザートワインです。貴腐ワインですね。スッキリとした甘さで、美味い！ やはり食後のデザートワインはありだなと実感しました。
http://www.bernard-magrez.com/fr/vins/clos-haut-peyraguey/clos-haut-peyraguey
今回のワインペアリングは、全てフランスワインでした。普段家では、アメリカやニュージーランドなどのニューワールドのワインを飲むことが多いので、とても新鮮でした。
