ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

冬のロゼワイン

 かなり久しぶりにロゼワインを飲んでみました。IL ROSATOとという、イタリアのガッティナーラ最古の歴史を持つワイナリー、Nervi Conternoのネッビオーロ100%のロゼ。

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ロゼワインは料理に合わせやすい、という長所がありますが、このワインもドライでサッパリしており、鶏肉料理に良く合いました。

 ロゼワインと言うのは製法に関しては以前の私のブログで述べたように赤ワインのぶどうを白ワインの製法で作るものなんです。ですからワイン🍷の色は、ピンクになります。やはりブログでオレンジワインについて書いたわけですが、まぁ赤ワインや白ワインだけではなくてロゼワインやオレンジワインもワインの楽しみの1つだと思います。

 ロゼワインのロゼは、フランス語のroséフランス語独特のrの発音が難しい「バラ」を意味する言葉です。 Le vin roséですね。バラ色のワインです。エディットピアフのシャンソンに、「La vie en rosé」というのがありますが、これはバラ色の人生ですね。

 私が住んでいた頃のフランスでは、ロゼは夏の風物詩でした。初夏になるとロゼが店頭に良い感じに並んでいました。ちょっと安めのものが多かった記憶があります。最近では、一年中飲みますね。昨年は、何故だかロゼがフランスでバカ流行りましたし。

 フランス以外でもロゼは様々国や地域で造られています。私が子供の頃、親がたまに飲んでいたのが、マテウスロゼ。Mateus Rosé。ポルトガルのロゼで、日本ではポピュラーなロゼワインだったようです。後年飲んだところ軽い甘口でした。ポルトガルでロゼは一番下のレベルにカテゴライズされているワインです。

f:id:nwawinescom:20200304160515j:image 出典 https://www.mateusrose.com/en/our-wines/mateus-rose-original/

  ロゼワインは、比較的スムースに飲めるワインなので、ワイン初心者にも最適だと思います。真冬に飲むロゼも良いですが、初夏の太陽サンサン🌞のもとで、冷やして飲むのが、やはりお似合いかなと。