アルゼンチンワイン
アルゼンチンと言えば、まあ最初に思い浮かぶのは、タンゴですよね。アルゼンチンタンゴ。数日前にもNHKのクラシックTVという番組で、アストル・ピアソラの特集をしていました。バンドネオンの音がロマンを誘って良かったですよ。
さて、アルゼンチンのワインの話です。アルゼンチンは、南米でチリと並ぶワインの大生産地。手頃な価格で、わかりやすい美味しさのワインを造っている国なんです。なかでもメンドーサ州が有名です。メンドーサ州は、南大西洋サイドに位置するアルゼンチンの首都ブエノスアイレスの反対、アンデス山脈の麓にあり、アンデスを越えると、そこはチリの首都サンチャゴという所に位置しています。アルゼンチンワインの総生産の約70%を占めています。
地域特性(テロワール)
メンドーサ州やサンファン州、カタマルカ州などの主なワイン生産地域は、アンデス山脈の麓にあります。このアンデスの東側の麓にあるということは、ワイン用のブドウ栽培において、少なくとも3点のメリットがあります。
☞アンデス山脈が太平洋からの風を防ぐので、乾燥した地域になる
☞アンデス山脈の標高を利用してブドウ畑を冷涼な地域につくれる
☞アンデスの雪解水を利用できる
これがメンドーサのテロワールの一つです。
ブドウ品種
赤ワイン用のマルベック、白ワイン用のトロンテスが2大品種になります。
マルベックは私のブログでも書いていますが、フランス南西部が原産。アルゼンチンの風土にあったせいか、今ではマルベックと言えば、チリやアルゼンチンをまず思い浮かべますね。
カオールの黒のブログはこちらです
https://nwawinescom.hatenablog.com/entry/2020/09/03/065011
トロンテスはスペイン原産になります。フレッシュな白ワインです。
写真は、チリのモンテス社がメンドーサで造るマルベック、KAIKEN MALBECです。わかりやすい美味しさで我が家のデイリーワインの一翼を担っています。
アルゼンチンワインは、果実味が豊かで、実にコスパが良い、まさしくデイリーワインにぴったりのワインです。