ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

高畠の赤おに、青おに

 山形県の高畠ワイナリーに、『赤おに』と『青おに』というワインがあります。ちょっとユニークな名前ですよね。

 赤おには、L'OGRE ROUGE。正式名称は、高畠マジェスティック ローグル・ルージュ 赤おに

f:id:nwawinescom:20220114221206j:image赤おに

昨年、2021年、下記のアワードを受賞したワインです。

アワード

 2021 DWWA(デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード)においてGOLD受賞

 2021 IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)においてSILVER受賞

スペック

フルボディの赤ワイン

ブドウの種類: カベルネ・ソーヴィニョン81%、メルロー14%、プティ・ヴェルド5%

高畠町産のブドウです。

アルコール度数: 14%

フレンチオークの小樽で23か月熟成されています。


ノート

良い感じの樽香で、しつこさは無く、スッと飲めるんですが、キチンと熟成されています。

タンニンは多分強めだが、それほど感じない。メルローがうまくブレンドされていて、カベルネソーヴィニョンと絶妙のバランス。明るい華やかな香りと、甘やかさと苦味の良いバランスの取れた味わい。


料理との相性
私が実際に合わせた料理は、我が家風シャルキュトリー、シュークルート、イチヂクとカマンベールチーズ、湯豆腐、赤てん、我が家風サラダ、蕪の甘酢漬とピクルス。割と幅広い料理と良い相性。

販売価格: 3578円(税込)


f:id:nwawinescom:20220114221548j:image青おに

青おには、L'OGRE BLUE。高畠マジェステック ローグル・ブルー 青おに

こちらもアワードを受賞しています。

アワード

 2021 IWSC: Silver シルバー

 ワインペアリングコンテスト2021 ラム(羊料理)部門で「日本ワイン賞」 

 

スペック

フルボディの赤ワイン

メルロー73%、カベルネ・ソーヴィニョン22%、プティ・ヴェルド5%

高畠町産のブドウ

アルコール度数: 14%

こちらもフレンチオークの小樽で23ケ月の熟成。

 

ノート

良い感じの樽香で、タンニンは強めでしっかりとした骨格。バランスが良いので、タンニンはそれほど強く感じない。メルロー主体の明るい華やかな香りと、甘やかさと苦味の良いバランスの取れた味わい。

料理との相性
私が実際に合わせた料理は、ラムチョップ、若鶏のマスタード焼き、我が家風シャルキュトリー、冷奴と割と幅広い料理と良い相性。

販売価格: 3578円(税込)

 

両方飲んだの感想

 赤おには、カベルネ・ソーヴィニョン主体ですが、青おにはメルロー主体。まるでボルドーの左岸と右岸のようです。両方ともに骨格のしっかりとした深みのある味わいのワインで、料理との相性も広く、多くの場面で活躍が期待できます。私はとても美味しく頂きました。どちらか一本と言われれば、青おにですね。メルローが好きなもので。

 濃い赤ワインがお好きな人には、喜ばれると思います。

 

majestique マジェスティックプロジェクト

高畠ワイナリーさんでは、厳しい独自基準をもうけて、ブドウの契約栽培家と共に妥協のないブドウの栽培を行っていて、2013ヴィンテージから良いぶどうだけを小ロットで集め、質の高いワインを製造するというプロジェクト、mjestique マジェスティックプロジェクトをスタートさせています。その成果が、『赤おに』と『青おに』なんですね。