ワイン旅 オレゴン州ウィラメットバレーの4
さあ、今日は今回のメインの目的地、J Christopher ワイナリーに行きます。その前に、ウィラメットバレー情報のおさらいを。
ウィラメットバレーは、ウィラメット川の周辺のエリアで、北はポートランドから南はユージンまでの南北で約250kmあります。東西は、オレゴン海岸山脈からカスケード山脈までで約100km。かなり広いエリアです。このエリアにワイナリーが点在しています。
ワイン造りにとって大切な気候と土壌ですが、まず気候は年間を通して温度差が少なく、どちらかというと冷涼で湿気があります。ピノノワールに向いている気候ですね。次に土壌ですが、主に赤土でPHが高く酸度が低いジョリー土壌、灰色でPHが低く排水性が高いウィラケンジー土壌、茶色い土壌で位置や標高で保水性やPHが異なるローレルウッド土壌の3つで成り立っています。この異なった土壌が異なった香り、味わいのピノノワールが造られています。今日行くJ Christopher ワイナリーも、土壌の異なった地域の数種類のピノノワールがあります。楽しみです(笑)
3. J Christopher ワインズ
J Christopher ワインズは、1996年にオレゴン州ウィラメットバレーにJay Christopher が創立しました。赤ワインはピノノワールに特化しており、ブルゴーニュスタイルで丁寧にワイン造りをされています。白ワインは、ソービニヨンブランでサンセールのスタイルで造っています。
テイスティングルーム
素晴らしい眺め
テイスティングルームは、広々として清々としています。ピノノワールを数種類とソービニヨンブランをテイスティングしました。ピノノワールは、味わい深く美味しい。やはり土壌の違いが香りと味わいの違いを生んでいます。自分の中で、好きの度合いが異なっていきます。東京から来たと伝えると、Jay Christopher さんが出てきてくださって話をすることができました。ラッキーです!
私が一番好きだな、と感じたのはChehalem Mountain のMedici Vinyardのピノノワールでした。香りは、ストロベリー系の軽快さがあるかが香り高い。飲み口はとても素直。タンニンは少なめ。酸味も少ない。深窓のお嬢様的なエレガントさがあります。せっかくなので、数種類取り混ぜて購入しました。
さて次回は、ウィラメットバレーの旅の最終回です。