苦手なシャルドネ
僕は実はシャルドネがチョット苦手。ですからあまりシャルドネを飲まない。ブルゴーニュに行ったときも、数種類トライはしたが、やはりチョットだった。どうもシャルドネ独特の酸味の勝ったバランスが好きではないらしい。
つまるところ、ワインは自分の口にあうものを探しているようなところがあるわけで、口にあうワインを見つけた時、出会った時はかなりの幸せを感じる。ブドウの種類と育った場所、ビンテージで大体の判断はつくのだが、それはそれで良しとしながらも、新しい発見はしたいのが人情なので、そうそうコンサバになっているわけにもいかない。
何事につけ何かを新しく発見する為には、未知の領域にトライをしなくてはならず、リスクがつきもの。ワインの場合は、口に合わないというリスクがある。口に合わない場合は、正直かなりヘコむ。食事するのも嫌になりますなぁ。まあ、ある価格以上のものであれば、品質はだいたい保証されていると思うが、味が好きかどうかは保証されない。レストランでボトルでたのんで失敗した日には、飲みきるのにも苦労し大変である。ヘコんでいるわけだし。家飲みの場合は、料理酒にするとか、サングリアを作るとか転用はできるので被害はわりと少ない。
ビストロで、赤白それぞれ3-4種類のワインをグラスで飲ませてくれるところがある。これはありがたい。こういうビストロを数店知っていると、ワインの幅が広がる。また、こちらの好みを熟知したソムリエがいると格別だ。「試してみますか？」とテイスティングをさせてくれると更にありがたい。
Charles Smith のEve Chardonnay は、たまたまオンラインで注文したCharles Smith の六本セットに入っていた。セット価格がお得だったのとTシャツがおまけでついていたので、意地汚くも頼んでしまった。シャルドネは、口に合わなかったらワイン蒸しにでも使おうと思っていたが、思いのほかスッキリで口に合った。苦手な酸味がほとんど感じられなくバランスが取れていて、スッキリしているがシャルドネの香りと味わいはキチンとある。飲み口の良いシャルドネを探している向きには良いと思う。スムースでアロマは適切でアロマも。
お好きなワインに出会えることを祈って！
Charles Smith Eve Chardonnay 2016 価格 2600円（税抜）前後 http://www.orca-international.com/wines/product_detail.cfm?pdtID=5524
