ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

ブティックワイナリー

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Mark Ryan Winery in Walla Walla

  世の中には知らない事や物がたくさんあります。そんなワインの話を少し。「幻の」「神の」とかの形容詞がつくご大層なワインの話ではなく、日々飲める価格帯のワインや特別な日に少し背伸びをして飲むワインの話、世界のワイナリーや家族経営のブティックワイナリーの話、葡萄の話などをしてみたいなぁと思います。最初は、一昨年前頃から趣味で回っているブティックワイナリーの話をします。


 日々口にするワインはきっと、大きなワイナリーのものだと思います。生産ロットも大きく、ある意味では、有名どころのものですね。「いやいや私はそんな一般的なワインは飲みませんよ」という方がいらしたら、決めつけて申し訳ない。生産量の大きいワインは、これはこれで美味しいし、ここに異をとなえるつもりはありません。私も口に合わう物も少なからずあります。
ただ、私は天邪鬼なところがあり、人様と同じ物はちょっと嫌だと思う性格。なので、常識的な価格で手に入る限り、変わったワインを探します。そんな私が数年前から注目しているのが、ブティックワイナリー。家族経営や生産ロットが少ないながらも、素晴らしいワインを作っている小さなワイナリーです。その多くが、輸出まで手が回らず、日本未輸入となっているのが現状。
私は、定期的にワインカントリーを訪ね、こうしたブティックワイナリーを見つけるのを趣味にしています。素晴らしいブティックワイナリーに出会えて、上質なワインを飲める幸せは、何ものにも変えがたい喜びです。

ブティックワイナリーは、ボルドーやピエモンテなどの古くからのワインカントリーや、ノースウエストアメリカやカリフォルニア州に存在します。新たな旅の目的に、ブティックワイナリー探しや訪問を加えると、ワインを飲む楽しみも増えていきます。