ワインと食、そして旅 -WINE, DINE & TRAVEL PILOT

ワインエバンジェリストによるワインと食と旅のブログ

死ぬまでに行きたい-マチュピチュ

マチュピチュ ペルー

Machu Picchu 英語

Machu Pikchu ケチュア語

Machu Picchu スペイン語

 マチュピチュは、ペルーにあるんですよねぇ。南米。何が言いたいかというと、日本から遠い。とても遠い。アトランタやロスアンジェルスを経由していくんですよ。でも行く価値はありますよね、きっと。まだ行けていないけれど。

 マチュピチュは、15世紀インカ帝国の遺跡で、インカ帝国の文化・政治・祭祀センターとして山の頂に建設されました。1911年にハイム・ビンガムさんが発見。1983年に世界遺産に登録されました。

 マチュピチュはペルーのどこにあるのか? クスコの北東約112キロのウルバンバの渓谷という山間で、標高2400mに位置しています。といっても良くわからん。

 日本からの移動距離がかなり大きいのと飛行機や電車を乗り継ぐので、行くのにはたいへん面倒な地域。私も未だ訪れたことはありません。ここ5年以内、体力のあるうちに行きたいと思っています。ペルーにはマチュピチュ遺跡の他にナスカの地上絵やウユニ塩湖もあるのでまとめて訪れたいと。死ぬまでに行きたい!場所です。

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出典

https://api.nationalgeographic.com/distribution/public/amp/travel/top-10/peru/machu-picchu/secrets

 マチュピチュには空港がないので、一般的にはリマ→クスコ→アグアスカリエンテ→マチュピチュと行くのが通常ルートです。基本鉄道を使います。鉄道はクスコからポロイ駅までバスで行き、ポロイ駅からマチュピチュへ4時間かけて行きます。なんか移動がツラそう。書いていてちょっと嫌になってきますが、時間をかけて行くだけの価値はあるでしょう。

行き方

日本から航空機で(日本航空利用の場合)ダラスフォートワースないしはロスアンゼルス経由でリマへ。リマから鉄道にてマチュピチュまで移動。

ペルー政府観光庁

http://helloperu.jp/hellokitty/

 

貴船神社 御火焚祭・御日供講大祭

 十一月七日は京都に来ます。貴船神社の御火焚祭と御日供講大祭があるんですね。私は、貴船神社の講、御日供講と言うんですが、講員に加えて頂いていますので、今年も参加させて頂きました。昨年もブログに書きましたが、今年も書かせていただきます。

 今年は、夏の台風で山の木々がだいぶ倒れて、土砂崩れにより叡山電鉄が市原駅から鞍馬駅まで未だに不通になっています。実際に、倒木がそこかしこに見られます。また新型コロナウィルスのこともあり、今年は開催されるのかなぁと思っていました。実際、今年のこれまでの神事はほとんどが中止になっていました。

 宮司さんによると、御火焚祭には疫病退散の意味もあるということで、悩まれた末に、マスク着用などの対策を徹底することで、開催を決定されたようです。

 今年も、参加させて頂き、感謝です。

 

貴船神社のご祭神

 本宮と奥宮が高龗神(たかおかみのかみ)、結社(ゆいのやしろ)が磐長姫命(いわながひめのみこと)。

 高龗神は水を司る神様です。伊弉冉命が火の神様を産み、それがもとでお亡くなりになり黄泉の国へ去られました。伊弉諾命はお怒りになり、生まれた火の神を切っておしまいになりました。その時にお生まれになったのが水を司る神様、貴船神社のご祭神の高龗神です。

 磐長姫命は、永遠性の象徴であるとともに、貴船神社では「ゆいのやしろ」として、縁結びの神様とされています。

 

御火焚祭

 貴船神社のウェブサイトによると、

『水を司る貴船の神様が火の神様からお生まれになった、と神話で伝えられており、貴船大神御出現の故事を再現する重要な意義をもつお祭りです。
まさに神様が生まれ変わることで「常若」を果たし、さらに大きなお力をいただく「氣力再生」の神事であり、そして燃えさかる火の霊力で罪穢を祓い清める「祓」の神事でもあります。』

貴船神社ウェブサイトより 

http://kifunejinja.jp/event/nov.html

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 貴船神社の本宮は、行かれた方はご存知のように、そんなに広くはないんですが、そこにテントがはられ、例年より椅子が距離を取って置かれています。満席で後ろの方には立見の方々もいらっしゃいました。

 午前11時、開始の太鼓が鳴らされました。宮司さんを筆頭に神職の方々が入場され、神事が始まります。本宮での神事が厳かに進み、最後がお火焚です。

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 今年も素晴らしい御火焚祭でした。火が上がって、煙が空に立ち昇って行きます。私達も火の祓え受け、新生、常若を感じます。新しい自分自身に向かい、氣力再生して頑張ろうと思いました。

#貴船神社 #お火焚祭 #御日供講大祭
#kifuneshrine #京都 #神社 #神社好きな人と繋がりたい #神社好き #神社参拝 #御火焚祭 #貴船

業平とアポリネール

 

『月やあらぬ 春は昔の春ならぬ

 わが身ひとつはもとの身にして』

古今集 巻15 恋歌5・747 在原業平朝臣

伊勢物語 第4段

 

『日が去り、月がゆき過ぎた時も
 昔の恋も 二度とまた帰って来ない
 ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる

 日も暮れよ、鐘も鳴れ
 月日は流れ、わたしは残る』

ミラボー橋 

ギョーム・アポリネール作

堀口大學訳

 

 この二つ、昔から好きな歌と詩です。何だか似ていませんか。

読み手は、両方とも男性です。在原業平さんとギョーム・アポリネールさんですね。

 自分は何も変わっていないのに、世界が変わってしまったように見える。愛した女性を失った悲しさ、寂しさを歌っています。

 コアとなっている男性の想いの、

『自分は何も変わっていないが、無情に時は過ぎて、自分の周りも変わっていないが、変わったように見える。変わったことは、愛した人がもはやそばにいないことだ。』

同じですよね。少なくとも私は、この二つを詠んだ時、同じ感情が湧きました。

 愛した人を失った時は、同じ物を見ても、精神的な内面の世界が変わっているので、同じには見えません。世界の中で、ポツンと自分がたった一人で取り残されているように感じる。寂寥感。喪失感でしょうか。

 また、両方とも映像が見えますよね。寂寥感や喪失感が形になって想像ができるのは、やはり凄い歌であるなぁと感じています。

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出典 https://4travel.jp/os_shisetsu/10423231

 人間の感覚からすると、業平さんとアポリネールさんが特別なのではなく、彼らが特別なのは、想いを歌や詩に詠む能力だと思います。ある意味、過去の恋を引き摺っているとも言えますが、多かれ少なかれ、こういった感情は多くの人にあると思います。なので共感を呼ぶわけですね。

注意 在原業平さんの歌は、解釈が分かれてもいますので、あくまでも私の個人的な解釈です。

山形ワイナリー巡り 3- 酒井ワイナリー

酒井ワイナリー

 山形ワイナリー巡りの3回目は、酒井ワイナリーです。酒井ワイナリーは、南陽市の赤湯にあり、新幹線の赤湯駅から車で約10分。酒井ワイナリーの周りは、赤湯温泉の温泉旅館が数多くある温泉街になっています。赤湯温泉には、酒井ワイナリーの他、大浦ぶどう酒と佐藤(金鶏)ワイナリーもあります。赤湯という地域は、古くから葡萄栽培とワイン醸造が行われています。

 赤湯温泉街にあるのは、醸造施設とショップだけで、酒井ワイナリーの葡萄畑は名子山や上野(わの)など数カ所にあります。

 創業は、なんと、1892年。明治25年。100年以上の老舗ワイナリーです。

 

ワイン

 酒井ワイナリーには、いくつかのワインシリーズがあり、それぞれ個性的な名前がつけられています。

 バーダップワイン

 葡萄畑が赤湯の鳥上坂(とりあげざか)の周りにあることから名付けられました。鳥上 →Bird Up →バーダップ。

 畑名・品種名ワイン

 畑名からの『雨狸』がユニーク。混醸の赤ワイン。その他、カベルネソービニヨンなどの品種名が付いたワイン。

 鳥シリーズ

 『鶫』や『四十雀』などの名前がつけられています。『鶫(つぐみ)』は、ピノノワールになります。

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葡萄の品種

 国際品種 ピノノワール 、カベルネソービニヨン、シャルドネ、リースリング

 日本品種 甲州、マスカットベイリーA、ブラッククイーン

 山形品種 デラウェア、アリカントA

 酒井ワイナリーのワインも、丁寧に造られていると思います。また、ラベルもユニーク。生産量が少ないものもありますので、ご注意を。

 

 赤湯温泉は古くからの温泉で、良い温泉旅館もあります。温泉旅館に泊まって、歩いてワインを買いに行く、なんていうのも悪くないと思いますよ(笑)。ワインはアルコールですので、温泉に浸かりながらワインを飲んではいけません。念のため。

 

酒井ワイナリー

http://www.sakai-winery.jp/

 

 高畠ワイナリーは、以前このブログで紹介していますので、今回はスキップします。

https://nwawinescom.hatenablog.com/entry/2020/10/01/105246

 

#酒井ワイナリー #山形ワイン #日本ワイン #赤湯 #山形県

ローヌとローヌシラー

 シラーというワイン用の葡萄の品種がありますよね。このシラー、けっこう世界の色んな地域で造られています。フランスのラングドック、ナパバレー、ワシントン州。そうそうオーストラリアを忘れてはいけませんね。シラーズです。

 シラーの故郷は、ワインの銘醸地として名高いフランスのローヌ地方・ローヌ渓谷です。ローヌ川に沿って両岸に産地が分布しています。北はヴィエンヌから南はニームまでの、なんと南北250kmの広〜いというか長〜い産地です。このローヌ渓谷は、ミストラルという名前の強風が吹くことでも有名です。

 この250kmにわたる地域が産地区分として、北部ローヌと南部ローヌの二つに分けられています。北部ローヌは、ヴィエンヌからヴァランスまでで、穏やかな半大陸性気候。南部は、モンテリマールから南で、地中海性気候になります。

 北部ローヌの主な黒ぶどうがシラー。北部ローヌのAOCの赤ワイン品種は、シラーです。20%までの混醸を認めているAOCもあります。ちなみに白ワインは、ヴィオニエ、マルサンヌやルーサンヌになります。

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AOC Saint-Josephの赤ワイン

ローヌのAOC

北部ローヌ右岸 7つのAOC、代表的なAOCは、

 Cote-Rotie コートロティ 赤ワインのみ

 Condrieu コンドリュー 白ワインのみ

 Saint-Joseph サンジョセフ 赤白

北部ローヌ左岸は、6つのAOCで、有名なエルミタージュがあります。

南部ローヌは、17のAOCで、ジゴンダスあたりが日本では有名ですね。南部ローヌの赤ワインは、グルナッシュが主になります。白は、クレレットやブールブーラン。

 

ローヌシラーと新世界のシラー

 ローヌ以外のシラーと言えば、アメリカ西海岸、オーストラリアなどの新世界が有名だと思います。これらの新世界のシラー(シラーズ)は、濃い赤ワインでフルボディです。一方、ローヌシラーは、濃い赤ワインのカテゴリーに入るんですが、新世界のシラーほど濃くはないんですね。

 テロワールが異なっても、葡萄が同じなので、ベースにある香りやテイストは、当たり前ですが、やはりシラーのもの。ただ普段から新世界のシラーを飲んでいると、ローヌシラーは、直ちにシラーとは認識できない場合があります。

 なので、ローヌシラーは何本か飲まないと、香りと味の特定ができずに、テイスティングが難しいことになります。

 地域、土壌、天候、気温などによって、ワインの外観、香りや味わいが異なるわけですが、これもワインを飲む楽しみのひとつですね。新世界のシラーやオーストラリアのシラーズを飲みつけていれば、ぜひ一度、ローヌシラーを飲んでみてください。新しい発見があるかもです。

#ローヌ #ローヌシラー #シラー #シラーズ

J.S.A 日本ソムリエ協会認定ワインソムリエ・エキスパート

合格発表

 10月21日の夕方5時に、日本ソムリエ協会のウェッブサイトで、日本ソムリエ協会認定のワインソムリエ・エキスパートの合格発表がありました。私は、今年ワインエキスパート試験を受験をしていましたので、もうドッキドキで見ました。

 

ワインソムリエ・エキスパート試験とは

 日本ソムリエ協会のワインソムリエ・ワインエキスパート認定試験は、正式には、J.S.Aソムリエ・J.S.Aワインエキスパート呼称資格認定試験と言います。

 ソムリエ試験は受験資格が必要で、ワインやアルコール飲料の実務が3年以上かつ現在も従事していることとなっています。私は3年の実務経験は無いので、ワインエキスパートを受験しました。ワインエキスパートの合格率は約36パーセントと言われています。まあぼちぼちです。一次試験はソムリエもエキスパートも同じです。二次試験のテイスティングもほぼ同じですので、決してハードルは低くありません。

 ワインエキスパートとは、日本ソムリエ協会の定義では、『ワインエキスパートとは酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有する者を言う。』となっています。

 

○ワインエキスパート 

受験資格 年齢が20歳以上。

 一次試験のCBT、合格者が二次試験に進みテイスティング。

○ワインソムリエ

受験資格 年齢が20歳以上で、3年以上の実務経験。実際にレストランなどで実務をしていない人はワインエキスパートになります。

 一次、二次はワインエキスパート試験と同じ(テイスティング内容が若干異なります。)。加えて、論述と実技試験。

 

今年2020の試験

 一次試験は、7月後半から9月の前半にかけて実施されるCBT形式で、ワインや酒類に関する知識を試す試験。非常に広範囲からの出題となっています。

 一次試験に合格すると、二次試験です。二次はテイスティング。今年は10月12日でした。この二次試験の合格発表が、10月21日でした。

 

ちょっと考えが甘かった

 私は、今年の3月から実際に試験勉強を始めたわけですが、覚えなければならない範囲が実に広いのには閉口しました。もう少し楽に合格できるものと思っていましたから。何回か挫折しかけたし、試験会場でも自信は全くありませんでした。一次試験は暗記が主になるので、50歳を超えるとけっこう辛いですよ。やはり若いうちの方が良い。

 もうとにかく一次試験を通らない事には、どうしようもないので、頑張るわけです。二次のテイスティングは、一次を通ってから考えよう、でした。それでもワインは飲んでました。好きですからね、やっぱり。

 一次試験はCBTですから、試験終了と同時に結果が出ます。何とか合格しました。さあ、二次試験です。

 二次のテイスティング試験は、ワインエキスパートの場合、白ワイン2種類、赤ワイン2種類、その他の種類が1種類のテイスティングになっています。ワインは、外観、香り、味わい、評価で、それぞれいくつかの項目があり、最後にそのワインのヴィンテージ、国、葡萄の種類を答えます。簡単ではありません。

 

結果発表

 さて、肝心の結果ですが、合格をしました! これでワインのプロの端くれです。やっと入り口に立ったところですので、これから研鑽の日々になります。

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#JSA認定ワインエキスパート

#ワインエキスパート

#ソムリエ

#日本ソムリエ協会

山形ワイナリー巡り 2- タケダワイナリー

 最初にタケダワイナリーさんに伺いました。タケダワイナリーは、上山市にある1920年創業の伝統のあるワイナリーです。1920年、う〜む、大正時代です。いわゆる『ブドー酒』の時代です。かなりご苦労されて土地改良に挑み、カベルネソービニヨンやシャルドネの国際品種を根付かせました。タケダワイナリーの歴史は、ドラマにできるほど波瀾万丈なものです。ウェブサイトの歴史に詳しく書かれていますので、ウェブサイトをご覧になってください。http://www.takeda-wine.co.jp/

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アクセス

 タケダワイナリーは、かみのやま温泉駅から車で10分程度です。比較的アクセスは良いと思います。私は、山形駅まで新幹線で行き、山形駅でレンタカーを借りました。

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ワインのラインナップ

 フラッグシップとも言えるシャトー・タケダからスタンダードなものまで、美味しく楽しめるワインが揃っています。

いくつか紹介すると、

タケダワイナリー クリオエクストラクシオン

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山形県産デラウェア100%の白甘口ワインです。サラッとした上品な甘さ。アルコール度数が10%なので、食前酒にも良いと思います。

価格 1780円税抜

タケダワイナリー ブラン・ド・ノワール樽熟成 (辛口)

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マスカットベイリーAを使用した白ワインなんですが、色合いはピンク。やや辛口。樽発酵なので、マスカットベイリーAの甘い香りに樽由来のナッツの香りのハーモニーが良い。

価格 2400円税抜

ドメイヌ・タケダ ブラッククイーン古木 赤(辛口)」

樹齢40年のブラッククイーンを樽熟成。

しっかるとした味わい。

価格 3800円税抜

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 タケダワイナリーさんのワインは、細かいところまで神経が通ったワイン造りをしていらっしゃるように思えます。ぶどう栽培も低農薬で化学肥料を使用していないそうです。仕立て方も、日本では数少ない垣根仕立てです。

 デラウェアも国際品種も上品な味わいですので、コスパ良く楽しめると思います。

#タケダワイナリー #山形ワイン 

#日本ワイン #上山市 #Takedawinery

#ワイン旅 #ワイナリー巡り

山形ワイナリー巡り 1- 山形県はワイン県

 サクランボ、桃、ラフランス、柿、林檎、そしてシャインマスカットやピオーネなどの葡萄。フルーツは美味しいですよね。そう山形県はフルーツ王国なんです。野菜も豊富ですし、米も美味しい。農産物が豊かな土地柄です。

 

山形県はワイン県

 山形県はワイン県でもあるんですね。

今回は、山形新幹線が走っているエリア、米沢、高畠、赤湯、かみの山温泉の周りのワイナリーを訪ねて来ました。自治体で言うと、高畠町、上山市、南陽市になり、上山市と南陽市はワイン特区に指定されています。新しいワイナリーも増えているようです。もちろんこの地域以外にもワイナリーはあるんですが、残念ながら、時間の関係で訪問ができませんでした。

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ワイン特区とは?

 国からワイン特区の認定を受けることで、酒税法の規制が緩和されます。簡単に説明すると、ワインの製造者免許を取る為には、最低製造数量基準、年間何リットル製造しなければならないという基準が決まっています。これが緩和されますので参入しやすくなるわけです。

1. ワインの場合、果実酒の最低製造数量基準は年間6キロリットル。これが2キロリットルになります。

2. 農業をしている人が営む農家民宿や農園レストラン等で、自らが生産した果実を原料として、果実酒を製造する場合、この最低製造数量基準は適用されなくなります。

山形県は、上山市と南陽市が特区認定を受けていますので、新しいワイナリーが増えていることにつながっているようです。

 

山形県のワイン品種

 近年は、ピノノワール 、シャルドネやメルロー と言った国際品種も増えてきていますが、主流はデラウェア、マスカットベイリーA。私は最初、デラウェアの白甘口ワインはありだなと思うと同時に、デラウェアの白辛口は微妙だろうなぁと。今回、タケダワイナリーと高畠ワイナリーのデラウェアの白甘口と辛口を飲んだところ、かなり美味しい。正確な表現をすると、辛口はやや辛口になります。そのように表記しているワイナリーもあります。デラウェアは、山形ワインの特徴ですので、一度飲んでみてください。

 

ワイナリー巡り

今回は、4つのワイナリーを訪ねて来ました。

 タケダワイナリー

 http://www.takeda-wine.co.jp/

 高畠ワイナリー

 http://www.takahata-winery.jp/

 酒井ワイナリー

 http://www.sakai-winery.jp/

 大浦ぶどう酒

 http://ourawine.com/

 

次回以降、各ワイナリーの話をしていきます。

#山形県

#山形ワイン #ワイナリー #日本ワイン

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#酒井ワイナリー #大浦ぶどう酒

#ワイン特区 #上山市 #南陽市 #高畠町

愛するちくわぶ

 『ちくわぶ』が東京の一部地域のローカルな食べ物だと知ったのは大学生の時で、それはそれなりにショックがありました。子供の頃から、普通に食べてましたからね。あって当たり前な食べ物。なので他の地域ではあまり食べられていないなどは、思いもよりませんでした。実際。私の周りの地方出身者のほとんどがちくわぶを知りませんでした。

 ちくわぶは都内でも一部、主に山の手から下町の一部地域のみにおいて良く食べられています。昔、碑文谷のダイエーでは、冬が近くなると、ちくわぶが山のように積んで売られていました。同じ東京でも、幾人かの友人は、ちくわぶは知っているけれど、「あんな物は食わない」と言っていたんですが、彼ら彼女らの母上のご出身を聞くと多くの場合、東京以外の地方でした。ないしは、小麦粉練ったものは、あまりお好みではないのでしょうね。

 

ちくわぶとは?

 漢字はあるの? 竹輪麩と書きます。

 何でできているの? 小麦粉と塩と水です。

 どうやって作るの? 上記を練って茹でます。

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出典 川口屋 http://www.chikuwabu.jp/tokyotikuwabu.html

 

ちくわぶのレシピ

 おでん種。おでんにやはり入れるのがベストでしょう。

 煮物に入れる。

 変わったところで、揚げて食べるレシピも紹介されています。

 ちくわぶの原料は、小麦粉、塩と水しかないので、原料のクォリティが重要な味の決め手です。国産の良質な小麦粉と精製塩ではない自然塩を良い水を使って練ると美味しいちくわぶができます。

ちくわぶの歴史

 ちくわぶの歴史は諸説ありまして、これと定まった説は無いようです。有力な説を二つ紹介します。

白竹輪説

江戸時代、魚のすり身が高価だったため、魚のすり身の代わりに小麦粉を使って白竹輪らしきものを造ったのがちくわぶの最初とする説。

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出典 ヤマサのちくわ

https://yamasa.chikuwa.co.jp/sp/index.php

 

京生麩説

明治時代、精進料理に使われる京都の生麩を模して東京で造られた説。

 

 私はちくわぶ大好き人間なんですが、『ちくわぶはちょっと。』や『あんなモノは食べたく無い。』など、けっこうひどい言われようもしています。

 ちくわぶは、東京の代表的ではないかもしれませんが、食文化の一つだと思います。だから皆んなで食べよう! とは言いません。好き好きあるしねぇ。ただ、お願いがあります。私のように大好きで、おでんにちくわぶが入っていないとガッカリする人もいるので、食べなくても良いので、できれば、あまり嫌わないでください。

 

ちくわぶの詳しいサイト

川口屋さん

http://www.chikuwabu.jp/kodawaritikuwabu.html

ワイン新酒の季節

 フランスのボジョレーヌーボーの世界最大の輸出先をご存知でしょうか? そう我が国日本なんですね。江戸の昔から日本人は初物大好きなんです。

『女房を質に入れても食いたい初鰹』なんてことがまことしやかに言われたりしていました。これは『女房の着物を質に入れても』の意味で、人間を質に入れるわけじゃあ無いんですが、それにしてもちょっと酷い表現ですね。今となってはセクハラな表現です。

 ワインの新酒というとフランスのボジョレーヌーボーが日本では有名ですが、他の国にも新酒は当然あります。下記のように、これだけあるのですが、一般的にはあまリア知られていませんね。ここ数年、イタリアのヴィーノノベッロは大分ポピュラーになってきましたが、まだまだワインの新酒と言えば、ボジョレーヌーボーのようです。

新酒の代表的なものをあげてみます。

 ○イタリア ヴィーノノベッロ 解禁日10/30

 ○オーストリア ホイリゲ 解禁日11/11

 ○日本 ちゃんと新酒が出ます 山梨ヌーボーは11/3 

 ○ドイツ デアノイエ  解禁日 11/1

 ○スペイン ヴィーヌヌエボ 解禁日 11/11

 ○フランス ボジョレーヌーボー 解禁日 11月の第三木曜日

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2019 ヴィーノノベッロ

 ボジョレーヌーボーは、ガメイと品種が規定されていたり、製法もマセラシオン・カルボニックと決まっています。イタリアのヴィーノノベッロは、やはりマセラシオン・カルボニック製法で、最低でも30%以上は新しく収穫したブドウを使い、完成時にはアルコール度数11%以下、糖度は1リットル当たり10g以下にする規定がありますが、品種に関する規定はありません。イタリア全土で様々な葡萄を使って造られています。

 日本のワインも各地で新酒がリリースされています。

https://www.enoteca.co.jp/item/list?_label=1X&utm_campaign=1X&j=3529778&sfmc_sub=606566895&l=39_HTML&u=238857811&mid=7220851&jb=141&utm_source=EO&utm_medium=daily_mail#fb-root

 オーストリアのホイリゲも飲んでみたいです。

http://www.austria-wine.com/?pid=62591617

 新酒はやはり熟成させたワインには、香りや味わいでは比べることはできませんが、新酒ならではの喜びはあると思います。『ああっ、今年も新酒が飲めた。めでたいな!』、なんてね。今年は、ボジョレーヌーボー以外の新酒も是非試してみてください。

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死ぬまでに行きたい! アルハンブラ宮殿

 死ぬまでに行きたい! 5回目は、アルハンブラ宮殿(La Alhambra)です。

 ここは子供の頃から行きたかったところで、未だ行けていないところです。言葉の響きかな。アンダルシア、グラナダ、アルハンブラの響きはロマンを誘いますね。

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アルハンブラ宮殿は城砦として建てられたようで、。その大部分はイベリア半島最後のイスラム・ナスル朝の時代に建てられ、スルタン(王)の居所として用いられたようです。また、数千人が居住する城砦都市でした。

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建物は白が基調ですが、アルハンブラとはアラビア語で「赤い城砦」を意味する言葉がスペイン語に転嫁したものだそうです。

 この宮殿に数千人の人々がいて、彼女たち彼らが、どんなことをして日々を過ごしていたんだろうと想像をしたい! 現地でね。私は遺跡マニアで、その遺跡が現役だった時、在りし日の姿にそこで暮らした人たちも含めて思いをはせるのを趣味としています。

 

アルハンブラ宮殿 Web Site

https://www.alhambra-patronato.es/en

 

今は行けないけれど、行き方(日本航空ないしはイベリア航空)

東京からマドリッド

JALの場合、イベリア航空とのコードシェア便があり、成田~マドリッドの直行便がある。また、パリなどを経由してマドリッドに入る便もあります。

マドリッドからグラナダ

空路の場合は、イベリア航空で約1時間

鉄路の場合は、AVEという高速列車で約4時間

費用の面で一番安いのはイベリア航空で、NRT - MAD - GRXとグラナダまで行ったほうがよさそうです。イベリア航空はたぶん毎日はNRT - MADの運行が無いので要注意。

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北京原人は枕をして夢を見たか

 昨晩、夜中にある事が急に気になり目が覚めてしまいました。

 気になったある事とは、「人間なんで寝る時に枕をするんだろう?」とそれに付随して、「人間はいつ頃から枕を使い始めたんだろう? 北京原人も枕を使っていたのか?」です。

時間的な拡がりはともかく、空間的な拡がりはありますよね。先進諸国では大体において枕を使っています。素材は、フォームや羽根、蕎麦殻など色んなものがありますが、大抵、枕をして寝ます。
 早速、Google先生に聞いてみました。人間の場合、まず体型変化がありました。

 1. 脳が発達して頭が重くなった。

 2.二足歩行をするようになり脊椎がS字カーブの形になった。

このような体型変化により、上を向いて寝た姿勢ですと、どうしても頭と頚部の間、つまり首の下にかなりの隙間ができてしまいました。この空間を何かで埋めないことには、あまり気持ち良く寝れない。そこで、枕です。枕をするとうまく寝れた。寝返りも打ちやすくなったようです。
 さて北京原人。北京原人が枕を使っていたのかはわかりませんが、400-300万年前に生息したアウストラロピテクスの化石から枕らしき物が発見されています。かなり古い時代なので、二足歩行をするようになった時分から使われていたようです。まあ、砕かれた石なので、あくまで枕らしき物です。実際には、枕なのか祭祀に使われた物なのかはハッキリはしていないようです。

 枕は地球にあるほとんどの文化で使われています。古代においては、石をそのまま使ったり、藁を束ねて使ったりしたようです。その後、木材などの加工技術や布の染色や縫製技術が進歩して、布製や陶器の枕が中国で作られました。

 富士ベッドさんの『枕博物館』に、詳しく枕の種類が掲載されています。

富士ベッド工業株式会社

http://www.fujibed.com/pillow_museum/kind.html

 安眠の為には、枕の高さを自分に合ったものを選ぶことが大切だと言われています。私は、蕎麦殻で少し高めの枕を使っています。なんか昔ながらものなんですが、色々試して蕎麦殻の素材に行きつきました。

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出典 快眠タイムズ

 https://kaimin-times.com/buckwheat-pillow-5716

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#北京原人

#北京原人の枕

 

 

旭川自由軒の五郎セット

 井之頭五郎さんをご存知ですか?

 五郎さんは、『孤独のグルメ』という漫画とテレ東の番組の主人公です。一応、番組内容を簡単に説明すると、井之頭五郎さんというおじさんが主人公で、彼が仕事で行った先々で、「腹が減った」と言って、レストランや居酒屋、ラーメン屋などの食べ物屋に入り、飯を食うという内容。もともとは漫画で、テレ東が実写化をしています。主演は、松重豊さん。シーズン8ぐらいになっているので、中々の人気番組です。

 五郎さんが入る食べ物屋は、何がしかのこだわりがある店ばかり。地方出張編も何本かあり、旭川編もそんな中の一つ。旭川編で五郎さんが訪れた店は2軒で、『独酌 三四郎』と『旭川 自由軒』。先日、私もたまたま旭川に出張しましたので、『旭川 自由軒』に行ってきました。『孤独のグルメ』で紹介された店を訪れる巡礼者も多いと聞きます。この時も、開店時間の11時30分の少し前に行って一番乗りしたのですが、開店時間には5人程度並んでいました。シルバーウィーク明けの平日なのでこの程度でした。12時をまわると満席になりました。

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 店の中は、5人がかけられるカウンターと4人がけと2人がけのテーブルが全部で4つ。2階もあるようです。メニューは、基本が豚カツ屋なので、揚げ物主体です。

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 『五郎セット』と言うセットメニューがありました。井之頭五郎さんが、番組で食べた物をセットにしたもの。なかなかの商売上手かもです。

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五郎セットは、蟹クリームコロッケが2個とホッケのフライが2個。ご飯と味噌汁が付くんですが、味噌汁を大きい味噌汁にして1730円。けっこうしますね。大きい味噌汁は、豚汁で豚肉が入っています。

 五郎セット以外にも、ロースカツやカツカレー、変わったところでオムレツにカレーをかけたオムカレーがあります。後日、カツカレーを食べましたが、美味しかったです。

 五郎セットです。蟹クリームコロッケとホッケのフライは、とても美味かった。当然、揚げたてが出てくるので熱々です。大きい味噌汁も豚肉がけっこう入っていて良かったです。

 『旭川 自由軒』の場所ですが、旭川駅から買物公園という名前の通りをまっすぐに歩いて10-15分程度で着きます。駅にいて、ちょっとランチするには遠いかな。でも行く価値ありです。

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旭川 自由軒

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ワイン旅 高畠ワイナリー

 日本有数のワイナリーの一つに高畠ワイナリーがあります。高畠ワイナリーは、山形県置賜地方の高畠町にあります。

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 東京から行きますと、山形新幹線『つばさ』で約2時間あまり。高畠駅に着きます。

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新幹線と奥羽本線が止まる小さな駅ですが、駅舎の外観はなかなか立派で、温泉♨️が構内にあります。在来線の奥羽本線では、SUICAが使えませんので(切符を券売機で買う)、ご注意を。

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高畠ワイナリーへは、駅前からタクシーを利用するか、歩いても1キロぐらいなので、天気の良い日は散歩がてらぶらぶら歩くのも良いですね。

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高畠ワイナリーに到着しました。f:id:nwawinescom:20201001103015j:image

順路に沿って進むと、高畠ワイナリーの歴史やワインの醸造プロセスなどの説明があります。

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窓越しですが、醸造しているところが見れます。

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最後が、ショップになります。併設されているレストランはお休みでした。

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収穫の終わったピノノワールの葡萄畑です。垣根仕立てになっています。

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 高畠ワイナリーのワインは、ピノノワールやシャルドネといった国際品種、マスカットベーリーAなどの日本品種、デラウェアなどの山形県を中心に造られている品種があります。

国際品種については、かなり美味いと思います。訪れましたら、ピノノワールとシャルドネは買いだと思いますし、今回も実際に購入しました。今回は、試飲したメルロー ・カベルネが口に合いましたので、これも購入。

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 高畠町は、果物や野菜、とりわけ葡萄が美味しい地域です。高畠駅からタクシーで10分ぐらいにJAの愛菜館という直売所がありますので、高畠の果物や野菜を買うのに便利です。フレッシュなものが手に入ります。

 宿泊は、米沢か隣りの駅の赤湯をおススメします。米沢には、上杉謙信公と上杉鷹山公をお祭りした上杉神社がありますし、赤湯は温泉が良いんです。

高畠ワイナリー

http://www.takahata-winery.jp/

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